腹診とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 医療 > > 腹診の意味・解説 

腹診

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/17 22:30 UTC 版)

和田流腹診 (江戸期写本「原診館七則解」より)

腹診(ふくしん)とは東洋医学の診察方法であり四診(望診聞診問診切診)の中では切診に属する。 胸から腹部全体を触診し、湿燥、寒熱、抵抗、陥下、膨隆、圧痛、硬結、動悸の有無を確認する

診察の姿勢

患者には落ち着いた気持ちで仰臥位(仰向け)になってもらい手足は伸ばしたままにする

診察部位

  • 肝 - 肋骨弓の下 左側の硬結は肝積といい肝虚証、右側の硬結は肺積といい肝実証を現わす
  • 心 - 胸骨体剣状突起下端、巨闕穴の部位に硬結、圧痛があれば心熱がある
  • 脾 - 胃の部位 堅さや皮膚温を診る
  • 肺 - 右側肋骨弓の下 肺積があれば肺虚証か腎虚肝実証がある
  • 腎 - 臍より下側 腎の精気が虚した時は抵抗感が無く皮膚の下は陥下している

注意点

  • 冷たい手でいきなり触診しない
  • 触診は手掌全体で滑らすように柔らかく撫でる。この際、手掌と皮膚の間に隙間を作らない
  • 触診異常を感じたら更に指を立てて抵抗感や深さを確認する






腹診と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「腹診」の関連用語

腹診のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



腹診のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの腹診 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS