聖ユリアヌスと聖ラウレンティウスのいる聖母子とは? わかりやすく解説

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聖ユリアヌスと聖ラウレンティウスのいる聖母子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 05:38 UTC 版)

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『聖ユリアヌスと聖ラウレンティウスのいる聖母子』
イタリア語: Madonna col Bambino tra i santi Giuliano e Lorenzo
英語: Madonna and Child with Saints Julian and Lawrence
作者ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ
製作年1423年から1425年頃
種類板上にテンペラ金箔
寸法170 cm × 61 cm (67 in × 24 in)
所蔵フリック・コレクションニューヨーク

聖ユリアヌスと聖ラウレンティウスのいる聖母子』(せいユリアヌスとせいラウレンティウスのいるせいぼし、伊: Madonna col Bambino tra i santi Giuliano e Lorenzo)は、イタリアの国際ゴシック様式の画家、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノが1423年から1425年頃の間に制作した絵画である。作品は、板上にテンペラ金箔で描かれている。現在、ニューヨークフリック・コレクションに所蔵されている。左側は助祭ダルマティカを身に着け、殉教の焼き網を抱えている聖ラウレンティウスであり、右側は聖ユリアヌスである[1]

画家のフィレンツェ時代の作品であり、ゴシック的な『東方三博士の礼拝』とルネサンスの作品を参照している『クァラテージの多翼祭壇画』の間に制作されたものである 。作品は本来の額縁に収められており、トスカーナの典型的な額縁である。小さな柱、尖った葉、そして「S [an] c [tus] Laure [n] tius」と「S [an] C [tus] Iulianus」の碑文(聖ラウレンティウスと聖ユリアヌスを意味する)がある。

聖母マリア玉座の布は、画家の『聖母の戴冠』の豊かな布地よりも簡素である。代わりにロレンツォ・モナコの作品を想起させる、より彫刻的で簡素な赤い布が描かれている。聖人はほぼ横向きであり、マサッチオのようなフィレンツェ派の作品、特にマサッチオの『サン・ジョヴェナーレ三連祭壇画』を参照している。

参考文献

  1. ^ Catalogue entry”. 2021年7月30日閲覧。



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