第24輸送航空隊 (国家人民軍)とは? わかりやすく解説

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第24輸送航空隊 (国家人民軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/07 02:21 UTC 版)

第24輸送航空隊
Transportfliegerstaffel 24
創設 1960年3月1日 - 1991年6月30日
国籍 東ドイツ
軍種 空輸部隊
上級部隊 国家人民軍航空軍FO FMTFK
基地 ドレスデン飛行場
An-26輸送機371号機。1980年12月11日から1990年10月3日までTS-24に所属した

第24輸送航空隊ドイツ語: Transportfliegerstaffel 24, TS-24)は、国家人民軍航空軍(東ドイツ空軍)が有した大隊規模の航空部隊である。物資・人員の空輸を主な任務としており、前線及び軍事輸送航空隊指揮所(Führungsorgan Front- u. Militärtransportfliegerkräfte, FO FMTFK)に所属した。

歴史

創設

1963年5月2日、国防大臣が署名した14/63号命令(Befehl 14/63)に基づき、デッサウ飛行場ドイツ語版にて第17輸送航空団(Transportfliegergeschwader 17, TG-17)の一部を持って第27輸送航空隊(Transportfliegerstaffel 27, TFS-27)が創設された。またこの部隊に対する各種支援を行う付属部隊として第27航空技術大隊(Fliegertechnische Bataillon 27, FTB-27)が設置された。

基地の移動と部隊名の改称

1963年10月、部隊はドレスデン飛行場に移動する。1971年12月1日、部隊は第24輸送航空隊(TFS-24)及び第24航空技術大隊(FTB-24)に改称される。1975年以降は略称がTS-24に改められた。

構成

第24輸送航空隊は、4個輸送機ケッテ(Transportfliegerketten)と2個護衛機ケッテ(Luftbildketten)で構成されていた。

特別な活動

航空軍士官学校で4年および最終年度に行われる誘導員演習には、第24輸送航空隊のAn-26輸送機が使用されていた。また地上軍の降下猟兵部隊である 第40航空突撃連隊の輸送及び訓練にも同機が使われた。

連邦軍への移管と解体

1990年10月3日、第24輸送航空隊は連邦空軍航空輸送集団に移管され、第65空輸航空団ドイツ語版(Lufttransportgeschwader 65, LTG 65)に統合された。後に第65空輸航空団付ドレスデン・クロチェ空輸隊(Lufttransportgruppe Dresden-Klotzsche des LTG 65)と改称され、1992年11月に解散した。

外部リンク

参考文献

  • Franz Spur (2002). Militärtransportflieger Dessau–Dresden. Ein Beitrag zur 35-jährigen Geschichte des DDR-Transportflugwesens. AeroLit. ISBN 3-935525-08-7. 
  • Lutz Kobert, Ulrich Jeschke; Fliegerrevue extra Nr. 2 (2003). NVA-Transportfliegerkräfte. Spezial- und Auslandseinsätze der TS-24. Möller. ISSN 0941/889X. 



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