笠網漁とは? わかりやすく解説

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かさあみ‐りょう〔‐レフ〕【×笠網漁】

読み方:かさあみりょう

愛知県新城市出沢(すざわ)地区行われる(あゆ)漁。地区内を流れ豊川(とよがわ)にかかる滝を遡上しようと跳躍するを、笠網という網ですくい取る江戸時代寛永17世紀初)ごろに始まる漁法


笠網漁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 00:27 UTC 版)

笠網漁かさあみりょうとは、愛知県新城市出沢地区にある鮎滝において行われる、江戸時代から続く伝統的な漁法である。鮎滝笠網漁とも呼ばれる。

概要

毎年6月から9月にかけて行われ[1]、鮎滝を遡上し、その際に跳躍するアユを約4mの竹の先につけた網で捕獲する漁法である。2019年までの過去5年の漁獲量から計算すると、1日あたり約500匹のアユが捕獲出来る漁法である。[2]

歴史

1643年に出澤邑(当時)の領主が「棚巌」と呼ばれた岩盤を爆破し、木材流通の便を図った。その結果、遡上する鮎が増加したため、アユ漁を開始し、鮎滝付近の支配権を得た領主が村民にも漁を許可し、生計の助けとしたことから開始された。[3]

元々は、「笠網漁」の名の通り、で鮎を捕獲していた[4]が、効率をより良くするために現在のような方法で行うようになった。

脚注

  1. ^ 鮎滝 - 新城市”. 新城市. 2019年7月16日閲覧。
  2. ^ “新城の鮎滝で「笠網漁」”. 東愛知新聞 (愛知県豊橋市). (2019年6月3日). http://www.higashiaichi.co.jp/news/detail/4759 2019年7月15日閲覧。 
  3. ^ 鮎滝笠網漁 - 笠網漁のご案内”. 2019年7月15日閲覧。
  4. ^ このため笠網漁の名がついた。

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