福生寺 (福島県会津美里町)とは? わかりやすく解説

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福生寺 (福島県会津美里町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/06 07:17 UTC 版)

福生寺
所在地 福島県大沼郡会津美里町冨川字冨岡27
位置 北緯37度26分28.3秒 東経139度50分43.2秒 / 北緯37.441194度 東経139.845333度 / 37.441194; 139.845333座標: 北緯37度26分28.3秒 東経139度50分43.2秒 / 北緯37.441194度 東経139.845333度 / 37.441194; 139.845333
山号 日用山
宗旨 天台宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 不明
正式名 日用山 福生寺
別称 冨岡観音
札所等 会津三十三観音26番
文化財 福生寺観音堂(国の重要文化財)
木造十一面観音菩薩坐像(町指定重要文化財)
法人番号 4380005008542
福生寺
福生寺 (福島県)
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福生寺(ふくしょうじ)は福島県大沼郡会津美里町にある天台宗の寺院[1][2]山号は日用山[3]本尊阿弥陀如来[4]

歴史

創建年代は不明だが[5]、近年の解体修復の際に室町時代文安3年(1446年)の巡礼札が見つかっており、建立はそれ以前にさかのぼると考えられている[5]

本尊の阿弥陀如来は客殿に安置されており[4]十一面観音を安置する観音堂は会津三十三観音の26番札所・冨岡観音(とみおかかんのん)として信仰を集める[5]。観音堂は禅宗様の宝形造り三間堂で、1975年(昭和50年)3月25日に町指定重要文化財に[6]、1979年(昭和54年)2月3日に「福生寺観音堂」として国の重要文化財に指定された[7]。観音堂本尊の十一面観音坐像は寄木造で像高220.7センチあり[5]、三十三観音の中でもっとも大きく[8]、「木造十一面観音菩薩坐像」として町指定文化財となっている[9]

境内には南側の道路に面して木造の山門があり[5]、寺院の墓地にはキリシタンの墓と言われる「後霊舎」がある[4]

参考文献

  • 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。 
  • 小島一男編 編 『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。 
  • 宮崎十三八著 編 『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1 
  • 全国霊場大事典 編纂室 編 『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。ISBN 4-7952-3343-8 

脚注

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  1. ^ 全国霊場大辞典(2000)、pp.400 - 402
  2. ^ 全国天台宗寺院 データベース”. 天台宗. 2020年2月16日閲覧。
  3. ^ 会津三十三観音霊場”. 天台宗 会津天王寺 (2017年3月24日). 2020年3月15日閲覧。
  4. ^ a b c 会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~”. まいぷれ. 2020年3月15日閲覧。
  5. ^ a b c d e 第二十六番札所 冨岡観音”. 日本遺産 会津の三十三観音めぐり. 2020年3月15日閲覧。
  6. ^ 歴史回廊あいづ(建築)<福生寺観音堂>”. 福島県 (2013年12月1日). 2020年3月15日閲覧。
  7. ^ 福生寺観音堂”. 文化遺産オンライン. 2020年3月15日閲覧。
  8. ^ 冨岡観音堂”. 極上の会津. 2020年3月15日閲覧。
  9. ^ 町指定文化財一覧”. 会津美里町 (2019年5月16日). 2020年3月3日閲覧。

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