祖死父死子死孫死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 13:50 UTC 版)
ある年の正月、黒田藩の役人が聖福寺に年始に参り、仙厓義梵に「何かめでたい言葉を書いて欲しい」と依頼した。仙厓義梵は「よしよし」と、すぐに筆をとり、「祖死父死子死孫死」と書いた。役人は顔をしかめて、「めでたいことをとお願いしたのに、これはひどい。縁起でもない」と怒り出した。すると仙厓は次の様に言った。「そうだろうか、まず爺さんが死ぬ。次に親父が死ぬ。次に子が死んで、その後に孫が死ぬ。順序正しく死んで行けば、家中に若死するものがないということだ。だから、こんなめでたいことはない」
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