眞野家住宅 (犬山市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 眞野家住宅 (犬山市)の意味・解説 

眞野家住宅 (犬山市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 11:20 UTC 版)

眞野家住宅
情報
構造形式 木造、瓦葺[1]
建築面積 219 m² [1]
階数 2階建[1]
竣工 1894年[1]
所在地 484-0083
愛知県犬山市犬山東古券57
座標 北緯35度22分50.8秒 東経136度56分21.8秒 / 北緯35.380778度 東経136.939389度 / 35.380778; 136.939389 (眞野家住宅)座標: 北緯35度22分50.8秒 東経136度56分21.8秒 / 北緯35.380778度 東経136.939389度 / 35.380778; 136.939389 (眞野家住宅)
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2005年2月9日[1]
テンプレートを表示

眞野家住宅(真野家住宅、まのけじゅうたく)は、愛知県犬山市犬山東古券57にある町屋。主屋・離座敷・土蔵・高塀が登録有形文化財[1][2][3][4]。中本町と呼ばれる地区にある。

歴史

眞野家の歴史

眞野家は丹羽郡における大地主である[5]。眞野九郎右衛門は1892年(明治25年)に設立された丹葉銀行[6]頭取や尾北貯蓄銀行頭取を務めた[7]。1894年(明治27年)に主屋や離座敷が建てられた[1][2]

1954年(昭和29年)から1958年(昭和33年)まで初代犬山市長を務めた真野幸太郎も眞野家出身である[8]

保存・活用

2005年(平成17年)2月9日、主屋・離座敷・土蔵・高塀の4件が登録有形文化財に登録された。なお、犬山市では同時に旧磯部家住宅の5件、小島家住宅の7件、伊藤家住宅の2件、遠藤家住宅主屋も登録されている。

2024年(令和6年)2月時点で、建物を宿泊施設とする改修が進行中である[8]

建築

  • 主屋
    • 木造2階建、切妻造、桟瓦葺、渡り廊付[1]。建築面積219平方メートル[1]犬山城下の主街道(中本町通り)に西面して建つ[1]
    • 1894年(明治27年)竣工[1]
  • 離座敷
    • 木造平屋建、桟瓦葺[2]。北側は切妻造、南側は寄棟造[2]。建築面積42平方メートル[2]。主屋の裏に中庭を挟んで建つ[2]。8畳の座敷、4畳の次の間からなる[2]
    • 1894年(明治27年)竣工[2]
  • 土蔵
    • 土蔵造2階建、切妻造、桟瓦葺[3]。建築面積121平方メートル[3]
    • 1894年(明治27年)竣工[3]
  • 高塀
    • 木造、瓦葺[4]。延長29メートル[4]。敷地の東側半分と道路を仕切っている屋根付の高塀[4]。高さは5メートルにもなり、桟瓦葺の屋根がかけられている[4]
    • 1894年(明治27年)竣工[4]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 眞野家住宅主屋 文化遺産オンライン
  2. ^ a b c d e f g h 眞野家住宅離座敷 文化遺産オンライン
  3. ^ a b c d 眞野家住宅土蔵 文化遺産オンライン
  4. ^ a b c d e f 眞野家住宅高塀 文化遺産オンライン
  5. ^ 『地主名鑑 第1編』不動産研究会名古屋事務所、1918年、p.14
  6. ^ 丹葉銀行は1931年(昭和6年)に任意解散した。
  7. ^ 早川大介「明治・大正期の愛知県における貯蓄銀行の展開と再編」『愛知県史研究』第19号、2015年
  8. ^ a b 「わが街 ぶらり探訪 犬山・小島家住宅と真野家住宅 改修へ 文化財に泊まって保存」『中日新聞』2024年2月28日

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  眞野家住宅 (犬山市)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「眞野家住宅 (犬山市)」の関連用語

眞野家住宅 (犬山市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



眞野家住宅 (犬山市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの眞野家住宅 (犬山市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS