百瀬文とは? わかりやすく解説

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百瀬文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/19 04:40 UTC 版)

百瀬 文(ももせ あや、1988年[1] - )は、日本アーティスト

来歴

東京都に生まれる[1]武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了した[1]

アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を受けてニューヨークで滞在制作を行った[1][2]ほか、ベルリンや東京で個展を開催した[1]。イム・フンスンと共同制作した『交換日記』は、全州国際映画祭英語版に正式招待された[1]

国立西洋美術館で開催された「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」の内覧会で、パレスチナでのイスラエル政府による「ジェノサイド」に反対の意を示す抗議活動を行う[3]

アーティストの金川晋吾、斎藤玲児、森山泰地らと共同生活を送っている[4][5]。この生活は2019年に始まり、2024年には金川によってその記録をまとめた写真集『明るくていい部屋』が刊行された[6][7]

著書

展覧会カタログ

  • 齋藤陽道/百瀬文:ことづけが見えない』ハシモトアートオフィス、2014年9月(ギャラリー・ハシモト 会期:2014年9月5日-27日)
  • 『やかましい鐘』青木野枝, 開発好明, 小森はるか+瀬尾夏美, 津上みゆき, 百瀬文:著, ハシモトアートオフィス:編集、ハシモトアートオフィス、2016年6月(ギャラリー・ハシモト 会期:2016年6月11日-25日)

展覧会

出典は『美術手帖』ウェブサイト[1]

個展

  • 「サンプルボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、2014)
  • 「山羊を抱く / 貧しき文法」(switch point、東京、2016)
  • 「Borrowing the Other Eye」(ESPACE DIAPHANES、ベルリン、2018)
  • 「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG、東京、2019)
  • 「Born to Die」(switch point、東京、2020)
  • 「百瀬文 口を寄せる」(十和田市現代美術館、青森、2022-2023)

グループ展

  • 「アーティスト・ファイル 2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、東京、2015)
  • 六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京)
  • 「Brooklyn’s Finest」(Holyrad Studio、ニューヨーク、2017)
  • 「THE TRIAL」(Corner College、チューリッヒ、2017)
  • 「織り目の在りか」(あいちアートプログラム:オリナス一宮、愛知2018)
  • 「Happiness is Born in the Guts」(Municipal Gallery Arsenał、ポーランド、2019)
  • 「Reliving the Wounds」(OPENBOX、ソウル、2019)
  • 「あいち2022」(愛知県、2022)

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f g 百瀬文”. 美術手帖. 2022年2月16日閲覧。
  2. ^ アーティスト 百瀬 文Momose Aya”. 国際芸術祭「あいち2022」. 2022年2月16日閲覧。
  3. ^ Ryuichiro, Sato (2024年3月11日). “国立西洋美術館でパレスチナ人虐殺反対のパフォーマンス、警察による介入も”. Time Out Tokyo. 2024年3月15日閲覧。
  4. ^ 【後編】家族のかたちは変わり続けても良いんです / 連載「作家のB面」Vol.5 百瀬文”. ARToVILLA (2022年10月7日). 2025年9月19日閲覧。
  5. ^ ルポ 多層社会をゆく 自分で見つける「家」の形 アーティストの共同生活 伝統的な制度を離れて”. 沖縄タイムス (2024年1月7日). 2025年9月19日閲覧。
  6. ^ 和歌山のギャラリーで金川晋吾さん写真展 動画上映とトークイベントも”. 和歌山経済新聞 (2025年6月11日). 2025年9月19日閲覧。
  7. ^ 金川晋吾「明るくていい部屋」”. 日本経済新聞 (2024年12月31日). 2025年9月19日閲覧。

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