発音記号 (タイ語)とは? わかりやすく解説

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発音記号 (タイ語)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/24 01:04 UTC 版)

タイ語の発音記号は、タイ語を音声学的に表記するときに使われる発音記号である。アメリカの言語学者マリー・ハースMary R. Haas)により確立され[1]、その他、いくつかの改変を経て[2]現在に至る。


  1. ^ BIOGRAPHICAL MEMOIRS - Mary R. Haas, The National Academies Press, http://www.nap.edu/html/biomems/mhaas.html 2008年7月13日閲覧。 
  2. ^ Matisoff, James A.. Remembering Mary Haas's Work on Thai. http://sealang.net/thai/matisoff.htm 2008年7月13日閲覧。. 
  3. ^ 多すぎて挙げていけばきりがないが、たとえば日本の代表的なタイ日辞書、松山納『タイ語辞典』大学書林、1994 ISBN 9784475001304 や 冨田竹二郎編著『タイ日大辞典』めこん、第三版1997年 などが採用している。
  4. ^ たとえば代表的なラーンナー辞書である ศาสตราจารย์ ดร. อุดม รุ่งเรืองศรี รวบรวม, พจนานุกรมล้านนา-ไทย ฉบับแม่ฟ้าหลวง, เชียงใหม่: โรงพิมพ์มิ่งเมือง, ปรับปรุงครั้งที่ ๑: 2542 ISBN 9746851756 。また、"พระราชพงศาวดารกรุงรัตนโกสินทร์" の英訳シリーズ The Dyantic Chronicles Bangkok Era, tr. Chadin (Kanjanavanit) Flood, Tokyo: Centre for East Asian Culture Studies, 1965-1978 におけるタイ語固有名詞の表記などに使われている。
  5. ^ a b c d e f g たとえば、 ALA-LC Romanization Tablesタイ語のローマ字表示方法などの影響を受けた発音記号ではこれが用いられることもあるが、 ALA-LC Romanization Tables 自体はハースの発音記号とは根本的に別系統である。
  6. ^ たとえば、The Crystal Sands: The Chronicle of Nagara Sri Dharrmaraja, tr. and ed. David K. Wyatt, Ithaca: Cornell University Southeast Asia Program, 1975 ISBN 9780877270980 で用いられている。
  7. ^ ただし冨田竹二郎のように [y] をIPAの [j][j] をIPAの [ʒ] と厳密に区別する学者もいる。その場合 [j] は「歯茎後および舌先、舌面による発音」となる(cf.冨田竹二郎編著『タイ日大辞典』めこん、第三版1997年, p.11)。
  8. ^ たとえば、佐藤正文・ワッタナー・ウティチャムノン『実用タイ語会話〈1〉』泰日経済技術振興協会、再訂版1993年、ISBN 9784906224968 などで用いられている。
  9. ^ a b たとえば、 Mollerup, Asger, Thai-Isan-Lao Phrasebook, Bangkok: White Lotus, 2001 ISBN 9789747534887 がこれを用いている。
  10. ^ たとえば、 The Dyantic Chronicles Bangkok Era, tr. Chadin (Kanjanavanit) Flood, Tokyo: Centre for East Asian Culture Studies, 1965-1978 で使われている。
  11. ^ a b c d たとえば、 The Chiang Mai Chronicle 2nd Edition, tr. David K. Wyatt and Aroonrut Wichienkeeo, Chinag Mai: Silkworm Books, 1998, ISBN 9789747100624The Nan Chronicle, trans. and ed. by David K. Wyatt, Ithaca: Cornell University, 1994, ISBN 9780877277156 などで用いられている。
  12. ^ 括弧内は主に欧米からの外来語のみ(เทอม など)。
  13. ^ ただし末子音が になる場合は除く。
  14. ^ a b たとえば、 Penth, Hans, A Brief History of Lan Na - Civilizations of Nothern Thailand, Chiang Mai: Silkworm Books, 2002, ISBN 9789747551327 で用いられている。
  15. ^ この他、頭子音のすぐ後ろに が来た場合(たとえば อากร など)や一部の の後ろ(たとえば บวร, อธิบดีなど)でも [ɔɔ] の音が発生する。
  16. ^ この他、一字再読、疑似二重子音、ร หัน などで [a] が発生することがある。
  17. ^ 俗音。ほとんど存在しない。
  18. ^ この音は、たとえば บ่อย などの用に -อย に声調記号が付くことで発生することが多い。
  19. ^ a b c この末子音の書き方はたとえば、 The Dyantic Chronicles Bangkok Era, tr. Chadin (Kanjanavanit) Flood, Tokyo: Centre for East Asian Culture Studies, 1965-1978Haas. Mary R., Thai-English Student Dictionary, Stanford: Stanford University Press, 1964, ISBN 9780804705677 で採用されている。


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