異型小腺房増殖とは? わかりやすく解説

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異型小腺房増殖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 14:11 UTC 版)

異型小腺房増殖
別称 ASAP
概要
分類および外部参照情報

異型小腺房増殖(いけいしょうせんぼうぞうしょく、: Atypical small acinar proliferation; ASAP)とは、泌尿器科病理学的前立腺生検において、細胞異型等の所見に乏しく良性悪性かを判定できない、意義不明の腺癌様病変である[1]

ASAPは通常、悪性腫瘍の前段階または上皮内癌(carcinoma in situ)とは見做されず、診断の不確実性を表すものであり[2]パップテストにおける重要性不明の異型扁平上皮細胞(atypical squamous cells of undetermined significance; ASCUS英語版)の診断に類似している。

腺癌との関係

ASAPと診断された場合、その後の生検で前立腺腺癌が見つかる確率は約40%であり、これは高悪性度前立腺上皮内新生物(high-grade prostatic intraepithelial neoplasia; HGPIN)がある場合よりも高い[3]

管理

ASAP検出時は再生検を実施すべきである[4]。泌尿器科医を対象としたある調査[5]では、回答者の98%がASAPを再生検の十分な理由と考えている。

出典

関連項目




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