河西志帆とは? わかりやすく解説

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河西志帆

河西志帆の俳句

あの人にかぎってという白障子
お向いも裏も嫁なしきんぽうげ
かりそめの梅雨物語いま漕ぎ出でな
こおろぎと同じ畳の上にいた
どの熊もまじめに真顔で撃たれけり
まどろんでいただけなのに蛇の衣
アネモネや膵臓の中にある孤島
サニーレタス錆びたり会いたくなったり
トランクの御国が重いかたつむり
ヒヤシンス奈落の蓋は下にあく
モンゴロイド日暮れの葱を抜いている
万緑のいつも二階に谷がある
三人はひとりとふたり曼珠沙華
丸餅や冷たくされて拝まれる
井守家守きみを守ると言われても
冬の田の二人の男一緒に帰る
初夢の母は指から糸出して
善良な朝凪に棒立ててある
夜の桃死ぬまで化粧水たたく
春の月赤い薬包紙につつむ
春の蛇舟が見たいと思っている
春は忙しこころほろぼしていたり
木箱で帰す海市から来た母を
来世に鶴でも白鳥でも困る
水音をふろしきに入れ長崎忌
水餅の流しの下は今も怖い
淋しくないかと聞く蚊がうるさい
真裸で屈葬のかたちで泣いて
竹婦人がんじがらめになっており
簡単に次女は育って雪まろげ
紫蘇をもむ淋しい石を呼んできて
花林檎きみもひとりでいて欲しい
軍人が前列中央さるすべり
錆釘のいきなり曲るから寒い
鍵かけて寒がる金魚をおいてきた
 




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