池田蘆洲とは? わかりやすく解説

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池田蘆洲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/21 04:51 UTC 版)

池田 蘆洲(いけだ ろしゅう、1864年7月22日元治元年6月19日) - 1933年昭和8年)1月24日)は、明治時代から昭和時代初期の漢学者大坂の人。名は胤(いん)。通称は四郎次郎で蘆洲と号した。二松学舎専門学校国学院大学教授[1]。主著に『故事熟語大辞典』『日本芸林叢書』『定本史記補注』など。

来歴

大坂・道修町出身[2]。坂本葵園、近藤元粋に師事し、東京に出て三島中洲にまなび陽明学を主とし、三島の創立した二松学舎専門学校で教授、理事をつとめ、のちに国学院大学の教授となる[1]。編著には、未完に終わった『史記補注』130巻のほか、『日本詩話叢書(そうしょ)』10冊、『日本芸林叢書』12巻を編集し近世学芸の史料編集で知られる。とくに『故事熟語大辞典』(1909年初版)は、その後改定を加えて畢生の業となったが、典拠を明示した類書の濫觴として高く評価されている[1][3]

1933年(昭和8年)1月24日、東京・青山の自宅付近で自動車に接触する事故に遭い、死去した[2]

編著書

日本芸林叢書(池田四郎次郎・浜野知三郎三村清三郎 編)

日本詩話叢書(池田四郎次郎 編)

校註 史記読本

定本史記補注 130巻(未完)

故事熟語大辞典(池田四郎次郎 編)

蘆洲遺稿

脚注

  1. ^ a b c 池田蘆洲』 - コトバンク
  2. ^ a b 池田四郎次郎『史記補注 下編 (列伝)』「池田蘆洲年譜」、明徳出版社、1975年。
  3. ^ 池田英雄『故事熟語大辞典の再刊に思う。https://dl.ndl.go.jp/pid/12446334/1/4 

参考文献

関連項目

  • 故事熟語大辞典



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