永井荷風文学賞とは? わかりやすく解説

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永井荷風文学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/27 16:32 UTC 版)

永井荷風文学賞(ながいかふうぶんがくしょう)は、千葉県市川市三田文学会が主催する日本文学賞[1]。市制施行90周年記念事業として2025年に創設された[2]。荷風の幅広い功績にならい、小説、随筆、評論、演劇、詩、翻訳という幅広い分野において最も相応しい文学作品を選出する[3]。毎年6月1日から翌年5月31日までに刊行された作品を対象とし、受賞者には100万円が授与される[1]。選考委員会の討議の模様は『三田文學』各年秋季号誌上に掲載される予定となっている[3]

また、三田文学新人賞を引き継ぐ形で永井荷風新人賞も創設された[1]。小説と評論の未発表作品が対象で、賞金は新人賞が50万円、佳作が10万円が授与される[1][3]。対象期間は文学賞と同じだが、第1回だけは昨年11月1日から来年5月31日としている[1]

受賞作一覧

年は発表年。

第1回

回(年) 受賞・候補者 受賞・候補作 刊行・上演 出版社
第1回(2025年) 受賞
候補[4] 市街地ギャオ 『メメントラブドール』 2024年10月 筑摩書房
田中純 『磯崎新論』 2024年11月 講談社
宇野常寛 『庭の話』 2024年12月 講談社
乗代雄介 『二十四五』 2025年1月 講談社
江本純子 『真夜中に寂しくなったときに観たい演劇』(上演用台本) 2025年4月

選考委員

永井荷風文学賞

永井荷風新人文学賞

脚注

出典

  1. ^ a b c d e 若井琢水「市川市と三田文学会が「永井荷風文学賞」創設 多様性に満ちた作品を」『朝日新聞デジタル』(朝日新聞)2024年11月14日。オリジナルの2024年12月26日時点におけるアーカイブ。2025年6月27日閲覧。
  2. ^ 市川市「永井荷風文学賞」 最終候補5作品発表 /千葉”. 毎日新聞. 2025年6月27日閲覧。
  3. ^ a b c 「永井荷風文学賞」創設発表について|慶應義塾大学出版会 Keio University Press”. note(ノート) (2024年11月13日). 2025年6月27日閲覧。
  4. ^ 「永井荷風文学賞」候補作のご案内” (PDF). 永井荷風文学賞実行委員会 (2025年6月16日). 2025年6月27日閲覧。

外部リンク

永井荷風文学賞- 市川市公式Webサイト

永井荷風新人賞- 三田文学ホームページ




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