歯垢染色剤とは? わかりやすく解説

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歯垢染色剤

(歯垢染色液 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 07:37 UTC 版)

歯垢染色剤(しこうせんしょくざい)とは、口腔内の歯垢の染め出しを行う薬品の事。プラークチェッカー、プラークテスター、カラーテスターなどとも呼ばれる。

概要

口腔内の歯垢を赤や青で染め歯垢をより可視化し、歯面清掃の補助や歯面清掃指導に用いるものである。薬剤としては通常は着色料である、赤色104号(フロキシン)、赤色3号(エリスロシン)、青色1号(ブリリアントブルーFCF)などが用いられている[1]。市販の形態としては液剤、錠剤、ジェルタイプのものに大別されるが、歯磨剤に添加されているタイプ、古い歯垢を青新しい歯垢を赤と2色で染め分けるタイプなども発売されている[2]

プラークコントロールレコード(Plaque Control Record:PCR)

1972年にO'Leary, DrankeとNaylorが開発した歯周病に関する指数の一つ。歯頸部の歯垢の有無を判定する簡単な方法で、歯頸部歯面に付着した歯垢を歯垢染色剤で染色することで確認する。開発者であるO'Learyは目標値を10%以下としたが、一般的には20%以下を目標とする。(詳細はプラークコントロールレコードを参照)

その他

歯垢染色剤によるアナフィラキシーの症例が3歳児において2例報告されている[3]

関連

脚注

  1. ^ 特許庁総務部企画調査課技術動向班-歯垢染色剤[1] accessdate = 2009年9月13日
  2. ^ ヨシダプラークサーチ accessdate = 2013年6月18日
  3. ^ 歯垢染色剤の使用に関する見解”. 日本口腔衛生学会 (2018年3月). 2024年5月10日閲覧。

参考文献

  • 特許庁ホームページ-歯垢染色剤 "[2]", webpage, accessed 13 september 2009




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