横須賀洋子とは? わかりやすく解説

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横須賀洋子

横須賀洋子の俳句

いち抜けた涼しい影に添いにけり
いつの世か目刺に詫びることあらん
この場合花も命も丸洗い
こんにゃくを千切って増やす嘆きかな
そのときはねずみ花火でお知らせする
つけまつげして耐えている鰻の日
はつ夏の戦争ごっこだったとは
ひまわりの前頭葉に水かける
ガリレオと呼ばれて廻る扇風機
コスモス一本残す神様の都合
スプーンの背から葬列がおりてくる
メロン切るどの神経を断ちますか
七夕や牛馬流れてゆきしかな
七夕や短冊百枚あなたと書く
中指は小指に遠し秋の暮
亀鳴けり歳時記を出たばっかりに
人の世を辞してそろそろアキアカネ
人工の骨も身の内西瓜割る
人日やわたし留守です羊です
今日だけは自殺をやめて風邪をひこう
仏壇で育つ菜の花月夜かな
元気かときけばあかんと冬鴉
呼気ふっと止むねえねえ春ですよ
唇は日傘のなかでへの字なり
声出して咲いたか咲いた桃の花
大根は純血である千六本
天丼の海老おし黙る秋の暮
奴凧日暮れのギリシア見えるかい
寒落暉京成電車曲る曲る
小春日の耳がぴこぴこすれ違う
愛情もアイスクリームも喉通る
春昼の診察室はこの世なり
煮れば香る葱よりわが名疲れたり
父さんをおいて死ねないからすの母
玉葱の輪の抜けざまの夫婦かな
立春や最寄りの駅にいるという
米櫃に手を入れ手さぐりの浮世
紅葉かつ散る漱石を一括り
縦長に人住んでいる十三夜
胸襟を開くと花びらがどっさり
臘梅に天の神様のおもらし
良妻にあらまほしけれ大くさめ
萩むらにふえふえと泣くわたしの子
血を分けて結ばれし蚊の母なり
西瓜叩く甘い返事があれば買う
赤貧のご落胤なり金亀子
金魚死す全身打撲らしい
長き夜の向う三軒ひとりずつ
霞でも踏んだらしいが新聞紙
黄金週間泣いてみるのもひまつぶし
 



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