森田智子とは? わかりやすく解説

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森田智子

森田智子の俳句

また吾も野鳥の群と夜明け待つ
パリモスクワニューヨーク晴梅雨の入
ポーランド側に上れり春の月
一房の葡萄の重み子に頒つ
二人居て道化師どうし旱の夜
五月闇部品満載して通る
人間を見ている駱駝夏休み
体内の数値の乱れ根深汁
侵されている山間の夜長し
傷口をさがしあてたり男の手
億万の民に母あり薺粥
八月の裏向いている卸金
北山の杉の茂りに首さびし
地下鉄に後頭並び敗戦忌
堂内の暗きにおけり夏帽子
夏至の日の百のグラスを満たしけり
夕あかり喪章となりし梅の花
天気予報半日ずれて冬に入る
奈良の昼梅雨の硝子に写り過ぐ
宝石店に隣り寒夜の靴の店
少し寝てあと青空の限りなし
少年は悪の塊夏瘦せる
敏感な耳を貰いし雪だるま
新緑の山を下りきて椅子固し
新緑もビルも流れて子を産みに
春の昼生傷をもち横たわる
春の暮屋根反り平和脅かす
月の夜を立ち上りたる紙捻
本日の死者と負傷者ねこじゃらし
枇杷の花にささやきし声もち歩く
極月の片方残り耳飾
涅槃会の仏の足の方へ寄る
獣園の土に根を張り桜の木
白木槿吾子を忘れておりし日の
紫雲英田に置きし赤子と血のかよう
色変えぬ松や朝出て夜帰る
蔦枯れて十字架の十現れる
虎落笛胎児は耳の形して
走馬灯真上から見る無神論
踏まれいる邪鬼に届けり祭笛
踏んで鳴る鉄板とあり十二月
近影の即ち遺影鳥雲に
金魚掬う少女に不幸兆しおり
長い目で見れば田螺が転んだだけ
闇汁の闇に立てられ琴の胴
雪降れり天地自在に砂時計
頬杖の一人を残し紅葉燃ゆ
飛行機の中の空気や天高し
鳥の巣日進月歩しているか
Nを指しつづける磁石薔薇園に
 




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