栗陸氏とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 栗陸氏の意味・解説 

栗陸氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/13 17:19 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

栗陸氏(りつりくし、拼音: lìliù shì)は、古国時代に中華を治めたとされる伝説上の氏族の1つである。灌漑の祖であるとされ、宋代の偽書とされる『古三墳』では水竜の位を与えられたとされる[一次 1]

概要

栗邑を根拠としたとされる。灌漑を発明した事から、代にも栗王(=栗陸氏)の祠が祀られていた事が分かっている[一次 2]。また栗陸氏の栗という字は果実が由来とされ、薬などを用いていたとされる。伏安は30年、起望は25年、河圭は69年間にわたって治めたとされる[1]。全員が女性であったとされる。また滅亡時に帝王が残虐だったからとする伝説があるが[一次 3]、判然としない。

その後

その後は穀物栽培を行っていた[要出典]が、やがて西や南に遷ったとされる。西に遷った者は栗戈国を建てた。清水が流れるブドウ酒の産地であったとされる[一次 4]。また、のルーツである嬴姓の祖となったともされる[一次 5][一次 6]。一方で南に遷った者はリス族の祖先となり[注釈 1]、栗邑に残った者は範国を建てた。これは殷代には栗国となったが、西周時代には宋国の領有となったとされる。

注釈

  1. ^ リス族は代には南蛮の1種という認識であった。

出典

一次資料での記述

  1. ^ 『古三墳』天皇伏羲氏皇策辭
  2. ^ 『夏邑県志』
  3. ^ 『太平御覧』人事部(141)「栗陸氏殺東里子,宿沙君戮箕文,桀誅龍逢,紂刳比干。此四者,常彎弓露刃,以見朝臣;錘鉗鋸鑿,所可為害之具,備置左右。即位未幾,公卿已下至于僕隷,凡殺五百余人。」
  4. ^ 『後漢書』西域傳
  5. ^ 『路史』
  6. ^ 『史記』秦本紀

関連項目

栗陸氏

不明 - 不明

先代:
巻須氏晁安
中国の帝王 次代:
圭嬜



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  栗陸氏のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「栗陸氏」の関連用語

栗陸氏のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



栗陸氏のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの栗陸氏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS