練習曲作品25-11 (ショパン)とは? わかりやすく解説

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練習曲作品25-11 (ショパン)

(木枯らしのエチュード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 14:44 UTC 版)

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Étude op.25 nº 11(練習曲作品25-11 / 練習曲第23番)
フレデリック・ショパン
別名 木枯らし
形式 練習曲
調拍子 イ短調、2/2
テンポ アレグロ・コン・ブリオ ♩=138
出版年 1837年
作品番号 25-11
プロジェクト:クラシック音楽
Portal:クラシック音楽
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練習曲作品25第11番(通し番号:第23番)別名『木枯らし』(こがらし)は、1836年にフレデリック・ショパンによって作曲されたピアノ独奏曲。1837年に初めて「練習曲集作品25」のうちの一曲としてフランス、ドイツ、イギリスで発刊された。フランス版では拍子記号において(4/4拍子)で表されているが、原稿とドイツ版では共に(2/2拍子)で表されている[1]。なおメロディーを特徴付ける最初の4小節は、発表前に友人であるチャールズ・A.ホフマンの助言で付け加えられた[2]

概要

この曲はピアニストにとって不可欠の技能である、持久力、器用さ、技巧を鍛える練習曲である。曲の最初はゆっくりとした主旋律のイントロダクションで始まり、その後の第一主題は荒々しく流れ落ちる16分音符の6連符と左手の跳躍で構成される。第二主題はそのままハ長調に移行して落ち着き、まもなく第一主題を反復する。フォルティッシモのコーダで終幕へ向かい、最後に主題の提示で終わる。

1851年製エラールピアノでのマーサ・ゴールドスティーンによる演奏 - 4102KB

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使われた作品など

  • テレビドラマ
    • スチュワーデス物語 - 堀ちえみ、風間杜夫、片平なぎさなどが出演していた、1983年、TBS/大映テレビ制作のこのドラマで劇中イメージ曲として使われた。風間杜夫の恋人役の片平なぎさがピアニスト役だったがスキー事故で片腕を失いピアニスト人生を絶たれた。風間杜夫の役はその責任を感じていた。片平なぎさと風間杜夫のシーンで特に使われた。
  • テレビアニメ
    • 丸出だめ夫 - 第34話「幸せは歩いてくるよ夢の中」でだめ夫が優等生になった夢で体育館リサイタルを行なったシーンに使われた。
    • 蒼穹のファフナー EXODUS - 第1話「来訪者」で使用された。『Original Soundtrack vol.1』には『誇り』という曲名で収録されている。
    • 四月は君の嘘 - 第8話に出てくる登場人物が演奏した曲。
  • 映画
    • グリーンブック - 終盤で主人公のピアニストが安酒場のおんぼろピアノで弾く曲。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Palmer, W (1992). Chopin Etudes for the Piano. Alfred Publishing Co., Inc.. p. 116 
  2. ^ Walker, A (1966). Chopin Companion, The. Norton and Co.. p. 136 

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