望月英男とは? わかりやすく解説

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望月英男

望月英男の俳句

ねぢ花に合ふねぢまはし空にはある
ひぐらしのこゑ一塊の薄荷糖
コスモスを憂しとは云へず人と群る
サングラス耳立てて犬従い来
仁王の腕ふふっと伸ばす朧かな
六月の虹より淡く富士浮かす
冴返る身の海原に櫂の音
凌霄の夜まで赤きは人嫌ひ
右府の忌の金剛のこの濤の声
夢ほどの重さもなくて透く海月
大佛の背山くすぐる春の飛機
子も投げし石ひらひらと晩夏の海
往還になほ寒さ捲く実朝忌
新涼やひさびさ父の夢に遭ひ
春光や小粒な鳥が甍にも
春寒や寡黙になれぬ鳥が木に
暮れ慧き枯野に弾む何かある
曼珠沙華日の留め金をはづせしか
松籟が両耳攫ふ実朝忌
枇杷の花いまだことばを持たざる子
枯れ切ってこそ弾みある雑木山
椋鳥のこぼれてはまた群の中
沈丁の香を先取りの衢かな
沈丁の香を月読の国に融く
沈丁花夢のあとさき匂ひける
海は無為山もうたてし実朝忌
羽蟻の夜子になす何ぞ見失ふ
萍のたひらに咲くが民主主義
落花して水殖やすこと識らぬ池
逃げ水ややや鹽からき安房なまり
連翹の花の隙間も濃きひかり
青鷺の雨突つく嘴ふとすぎる
高千穂の雲からげ喰ふ蟾蜍
鶲来て空の銀紙鳴らしけり
麦踏がひかりの凪にふと迷ふ
 




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