旭館_(内子町)とは? わかりやすく解説

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旭館 (内子町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 15:24 UTC 版)

旭館(森文旭館)
情報
旧名称 電気館
旧用途 映画館
管理運営 森文醸造株式会社[1]
構造形式 木造、瓦葺、塔屋付[1]
建築面積 273 m² [1]
階数 平屋建(一部2階建)[1]
竣工 1926年3月
所在地 791-3301
愛媛県喜多郡内子町内子2307
座標 北緯33度33分16.3秒 東経132度39分16.3秒 / 北緯33.554528度 東経132.654528度 / 33.554528; 132.654528 (旭館(森文旭館))座標: 北緯33度33分16.3秒 東経132度39分16.3秒 / 北緯33.554528度 東経132.654528度 / 33.554528; 132.654528 (旭館(森文旭館))
文化財 登録有形文化財
指定・登録等日 2013年12月24日[1]
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旭館(あさひかん)は、愛媛県喜多郡内子町内子2307にある建築物映画館)。森文醸造株式会社が所有しており、森文旭館(もりぶんあさひかん)とも呼ばれる。

歴史

竣工

内子町は江戸時代から大洲和紙や木蝋の生産で栄えた町である。1915年(大正4年)4月には内子町に魁座が設立され、1916年(大正5年)の内子座竣工後には魁座と内子座が競合した[2]

1925年(大正14年)4月10日には魁座跡地に常設興行場の設立が許可され、1926年(大正15年)11月12日に旭館が竣工した[2]。なお、森文醸造の2代目である森傳三郎も発起人に名を連ねている[3]

閉館とその後

戦後の1955年(昭和30年)には電気館に改称し、1965年(昭和40年)に映画館としての営業を終了した[4]。その後、森文醸造株式会社が旭館の建物を取得し、イナダ家具店の倉庫などとして使用されていた[5]

活用の模索

旭館の建物は老朽化によって解体も検討されていたが、森秀夫社長が存続を決定して改修工事を行った。2013年(平成25年)6月2日には約半世紀ぶりに上映会が開催され、[6]、同年12月24日には登録有形文化財に登録された[1]。2023年(令和5年)には森文醸造の創業130周年を記念した映画祭が催された[7]

脚注

  1. ^ a b c d e f 旭館 文化遺産オンライン
  2. ^ a b 内子町誌編纂委員会『うちこ時草紙 遷 内子町誌』内子町、2015年、pp.178-179
  3. ^ 「森文醸造『旭館』4年ぶりの灯火 内子、記念の映画祭 創業130年『森文醸造』」『毎日新聞』2023年11月25日
  4. ^ 内子町産業経済誌編纂委員会『内子町産業経済誌』内子町、1992年、pp.319-323
  5. ^ 『愛媛県の近代化遺産』愛媛県教育委員会文化財保護課、2013年、p.253
  6. ^ 「森文『旭館』保存会会長・森秀夫さん」『毎日新聞』2014年6月15日
  7. ^ 「『旭館』4年ぶりの灯火 内子、記念の映画祭 創業130年『森文醸造』」『毎日新聞』2023年11月25日

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