攻方駒に対する打診
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/13 12:48 UTC 版)
「打診 (詰将棋)」の記事における「攻方駒に対する打診」の解説
▲持ち駒 歩図1 ▲持ち駒 歩図2 ▲持ち駒 歩2図3 図1で▲3三銀不成とすると、△1六玉は▲1七歩、△2五玉、▲3五角成で詰む。少し捻って△3五歩合としても、▲同角不成、△1六玉、▲1七歩、△2五玉、▲2四銀成までで詰む。これらの手順は、初めから5三角が馬だった場合は詰まず、かつ3五で成る必要もあることから、攻め方は成と不成を場合に応じて使い分けていることになる。 そこで、2手目に△4四歩(図2)とするのが打診であり、これに対して▲同角成ならば△3五歩(図3)、▲同馬、△1六玉として打ち歩詰めの局面となる。また、▲4四同角不成ならば△1六玉として前述の手順では詰まなくなる。 (図1は▲3三銀不成、△4四歩、▲同角不成、△1六玉、▲1七歩、△2五玉、▲2四銀成、△同玉、▲3三角成、△2五玉、▲2六歩、△同玉、▲4四馬、△2五玉、▲3五馬まで15手詰) 攻方駒に対する打診は、玉方の中合いによる場合が多いため、これを特に打診中合と呼ぶ。
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