戴冠式の歌とは? わかりやすく解説

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戴冠式の歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 03:22 UTC 版)

戴冠式の歌』(たいかんしきのうた、ドイツ語: Krönungslieder)作品184は、ヨハン・シュトラウス2世が作曲したワルツ

なお、弟のヨーゼフ・シュトラウスも、1867年にオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がハンガリー国王として戴冠したこと(アウスグライヒ)を祝って、「Krönungslieder」(作品226)という全く同名のワルツを作曲しているが、こちらは『戴冠の歌』として区別される。

作曲背景

ロシア皇帝アレクサンドル2世の戴冠式(1857年の絵画)

1856年、オーストリアの音楽家ヨハン・シュトラウス2世は、ロシア帝国の鉄道会社と契約を結び、夏のシーズンにはパヴロフスク駅舎で演奏会を指揮するようになった。この公演のためにパヴロフスクを訪れたヨハン2世を、ロシア皇室は盛大にもてなした。

時の皇帝アレクサンドル2世は、1855年に父帝ニコライ1世の跡を継いで即位したが、クリミア戦争のせいで戴冠式は延期となっていた。1856年9月7日、モスクワでようやく戴冠式が挙行されることとなり、ヨハン2世もこの戴冠式と祝典行事に招待された。ヨハン2世は皇帝一家の厚意に応えて、戴冠式を祝う作品をいくつか作曲した。このワルツ『戴冠式の歌』は、アレクサンドル2世の皇后マリア・アレクサンドロヴナに捧げられた作品である。

ニューイヤーコンサート

ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートへの登場は以下の通りである。

関連作品

  • 『戴冠式行進曲』(Krönungs-Marsch)op.183
    • 皇帝アレクサンドル2世に献呈。

参考文献

外部リンク




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