惑星数の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 02:43 UTC 版)
「TESS object of interest」の記事における「惑星数の変更」の解説
フォローアップ観測を経て惑星候補が確認するまでに、その確認された惑星と元々のTOI惑星候補の数や公転周期等が異なる場合がある。 元々は1つの惑星候補とされていたものが複数の惑星に対応することが判明した例としてはTOI-178の惑星がある。TOI-178の場合、元々はTOI-178.01・TOI-178.02・TOI-178.03の3つの惑星候補が存在する可能性が示されていた。フォローアップ観測によってd・eの内側を公転するTOI-178 bやTOI-178 cが新たに発見され、TOIのうちTOI-178.01・TOI-178.03はそれぞれTOI-178 d・TOI-178 eと指定された。TOI-178.02のトランジットは最初は同じ惑星によって発生するものと考えられていたが、後にTOI-178 fやTOI-178 gによって発生したものとして確認された。 逆にTOI-712では複数の惑星候補のトランジットとされていたものが1つの惑星に対応すると判明した例である。TOI-712では、惑星候補TOI-712.02とTOI-712.03の公転周期がそれぞれ約51日と約53日であり、このような軌道は安定しないとされていた。公転周期が約679日のTOI-712.04も指定されていた。その後のフォローアップ観測により、TOI-712.01とTOI-712.02はそれぞれTOI-712 bとTOI-712 cとして確認され、TOI-712.03とTOI-712.04は公転周期が約85日の1つの惑星TOI-712 dに対応することが判明した。
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