怨獄紅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 03:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『怨獄紅』は上村一夫の連作漫画作品。『ヤングコミック』(少年画報社)に1970年12月9日号から1971年12月8日号まで全25話が掲載された。人間の深奥にある情炎に焦点をあてた作品群であり、上村の初期代表作に挙げられる[1]。
概要
怨獄紅とは造語であり、「怨」「獄」「紅」の字面から採用された。読み方もえんごくこう、おんごくこうどちらでも良いとされている。2006年に東京漫画社から上下巻で発売された『完全版』は上巻が「ENGOKUKOU」、下巻が「ONGOKUKOU」となっている。なお、Wikipediaのシステム制約上、本記事のデフォルトソートキーには「えんごくこう(えんこくこう)」を用いている。
1971年には三崎書房から「シリーズ現代まんがの挑戦5」として、1973年には双葉社アクションコミックスからそれぞれ全1巻で発売されているが、全話は収録されていなかった。2006年に東京漫画社から『完全版』として上下巻で発売され、初めて全25話がそろって収録、出版されることになった。
各話
- 「お綱の門」
- 「おかね餅」
- 「お絹怨炎」
- 「淫桃記」
- 「おんな腹」
- 「子堕しお香」
- 「乱華抄」
- 「絡縄」
- 「平安京」
- 「ブルーフィルムの女」
- 「青春日記」
- 「竹馬物語」
- 「隠恋慕」
- 「故郷は緑なりき」
- 「橋の下」
- 「畸祭」
- 「落城記」
- 「屋根の上の金太」
- 「美少年」
- 「定ノ市」
- 「紅葉狩り」
- 「夜明けのジュリー」
- 「サーカス」
- 「高信太郎」
- 「童話」
書籍情報
- 三崎書房
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- 『怨獄紅 シリーズ 現代まんがの挑戦 5』 1971年10月15日
- 双葉社
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- 『怨獄紅』 1973年10月10日
- 東京漫画社
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- 『怨獄紅 完全版』
- 岡崎英生が解説文を寄せている。
- 上巻 2006年4月25日 ISBN 4902671611
- 下巻 2006年4月25日 ISBN 490267162X
- 『怨獄紅 完全版』
出典・脚注
外部リンク
- 怨獄紅のページへのリンク