御花代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > 御花代の意味・解説 

お花代

読み方:おはなだい
別表記:御花代

花代」に丁寧の「お」をつけた形。献花や花の贈呈用い費用、あるいは、芸者呼んで遊ぶための金銭を指す語。

御花代

読み方:おはなだい

名詞花代」に、接頭辞「御」がついたもの。
丁寧表現の辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

御花代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/27 11:08 UTC 版)

御花代御花料とは、葬儀など弔事において遺族に渡される金品のことである。

目次

概要

葬儀における会葬者の宗教・宗派がわからない場合に用いられる。特にキリスト教では葬儀の際に金品を贈る習慣はないが、日本の習慣に従い金品を贈ることがある。キリスト教(福音派)の場合、不祝儀袋には宗教上、御霊前・御仏前・香典などと書くことが許されないため、御花代・御花料と一般的にキリスト教で用いられることが多い。ほかに「御偲料」と書かれることもある。

福音派

この節ではキリスト教福音派の用語について解説する。

福音派では異教の用語である焼香、香典、仏前、霊前は使われない[1][2]。クリスチャンが異教の葬儀に出席するときに「葬儀代」「御花料」「慰」と書くが、教会でなされるキリスト教式の葬儀の場合は葬儀費用援助のための献金箱を設けることがある[3][4]。既製品は「ご霊前」と書かれているので、半紙あるいは白い封筒で自作することがすすめられる[5]。戦前のプロテスタントは異教の儀式に妥協することがあったが、戦後の福音派はそれを偶像崇拝とみなしている[6]。福音派では仏式の葬儀にクリスチャンが出席することついて議論があり[7]、悪霊が働く異教の儀式そのものに可能な限り参加するべきでなく、近親者の葬儀などにやむを得ず出席しなければならない場合は、仏前(死者の霊)にささげられる花も避け、葬儀代(funeral expenses)もしくは家族や慰問者の食事代と明記するという立場もある[8]

脚注

  1. ^ 尾山令仁『信仰生活の手引き』いのちのことば社
  2. ^ 『教会員必携』羊群社
  3. ^ 勝本正實著『日本の宗教行事にどう対応するか』いのちのことば社 p.119
  4. ^ 滝元明著『千代に至る祝福』CLC出版 p.84
  5. ^ 尾山令仁『死への備え』いのちのことば社
  6. ^ 『教会成長シンポジウム』新生運動
  7. ^ 橋本巽著『日本人と祖先崇拝』いのちのことば社 p.116
  8. ^ 『クリスチャンと仏教のお葬式』ICM出版

参考文献

  • 『ホーム百科 冠婚葬祭 生活設計』社会保険研究所、1991年6月
  • 『いざというときどうする?大百科-生活のこんなとき・こんな場合5000項目』主婦と生活、1995年6月
  • 『なぜそうするのかわかる 心に響く大人の新常識』オレンジページ、2005年10月
  • 『カトリック冠婚葬祭』 サンパウロ(聖パウロ修道会)、1992年6月


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「御花代」の関連用語

御花代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



御花代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの御花代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS