後期陽性電位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/28 19:05 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2021年2月) |
後期陽性電位(こうきようせいでんい)は、事象関連電位の成分の一つで、刺激呈示後約400 ms以降に現れる陽性波である。
概要
英語では「late positive potential 」と表記され、その頭文字をとって「LPP」と略される。
当初は、注意と関連するP300成分と考えられていたが、感情刺激に対して特異的に生じ、画像刺激の感情価や覚醒度によってその振幅が増大することから、感情に関連して現れる波形と考えられている。さらに、感情と関連することから、動機づけとの関連も指摘されている。
また、感情制御との関連も検討がされている。感情を制御(=抑制)することで、LPPの振幅も低下することが示されている。
脚注
- 後期陽性電位のページへのリンク