弦楽四重奏曲第33番 (シュポーア)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 02:26 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動弦楽四重奏曲第33番ト長調op.146は、ドイツの作曲家、シュポーアによって1851年に作曲された弦楽四重奏曲である。
作品について
この『第33番』以降の4つの弦楽四重奏曲は晩年の円熟に達した作品群である。なかでもこの『第33番』は第2楽章のアダージョの美しさが特に名高い傑作である。
曲の構成
- 第1楽章 アレグロ
- 繊細な感情を讃えるようなアレグロの章である。
- 第2楽章 アダージョ・モルト
- 音色的伴奏と対位法的伴奏が美しい旋律の背景を飾る、悲しい歌の章である。
- 第3楽章 スケルツォ:プレスト
- おどけたようなスケルツォと、抒情的な性格を持った優美なトリオの章である。
- 第4楽章 フィナーレ:モルト・アレグロ
- どこか影を持った、気品が漂うフィナーレである。
外部リンク
- 弦楽四重奏曲第33番の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト。PDFとして無料で入手可能。
- 弦楽四重奏曲第33番_(シュポーア)のページへのリンク