師曠とは? わかりやすく解説

師曠

(師昿 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/19 07:41 UTC 版)

師曠(し こう、生没年不詳)は中国春秋時代平公に仕えた楽人。子野であったがの名手であり、酒色に耽溺する平公にたびたび箴言を述べた。

『蒙求和歌』の「師曠清耳」

『蒙求和歌(もうぎゅうわか)』巻十二、管絃部(かんげんのぶ)にて、「師曠清耳」としてとりあげられる。 皆が「整っている」と言った鐘の音を、「整っていない」と判断できたほど、音の清濁を聞き分ける能力があったとされる。 師曠が琴を弾くと南より鶴がやってきて集まり、風曲を弾けば風が吹き荒れ、雨曲を弾けば雨が降り出したという逸話を持つ。

『蒙求和歌』での歌

『蒙求和歌』に記されている、師曠のことを詠んだ歌。

山風にとふべかりけり花の鐘にまだ色かへぬ声のにほひを

関連項目

  • 蒙求和歌
  • 師曠清耳




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「師曠」の関連用語

師曠のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



師曠のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの師曠 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS