山野智子とは? わかりやすく解説

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山野智子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 22:39 UTC 版)

山野 智子
出身地 日本
ジャンル クラシック、フラメンコ、タンゴ、フォルクローレ、現代音楽
職業 演奏家
担当楽器 フルート
共同作業者 ガブリエレ・ナティッラ、ホセ・マヌエル・クエンカ、三枝成彰、国府弘子、押尾コータロー
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山野 智子(やまの ともこ)は、日本のフルート奏者岡山県小田郡矢掛町出身[1]東京藝術大学卒業後、フランスに留学し、国内外で多彩な演奏活動を行っている。

経歴

岡山県生まれ。2人姉弟の長女で、愛称は「トンちゃん」。

中学校時代に吹奏楽部に入部し、13歳からフルートを始める。高校時代に本格的に師事を受け、在学中に全日本アンサンブルコンテストで全国第1位を受賞[2]

その後、東京藝術大学音楽学部器楽科フルート専攻を卒業[2]

1999年、パリ・エコール・ノルマル音楽院を審査員満場一致の首席で卒業し[2]、最高位の演奏家資格「ディプロム・ドゥ・コンサーティスト」を取得。

ジュヌヴィリエ・コンセルヴァトワールで室内楽一等賞、コンクール・レオポルド・ベランで第1位など、複数の国際コンクールで上位入賞[1]

演奏活動

ジャンルを超えた多彩な演奏スタイルを持ち、クラシックのほか、フラメンコ、タンゴ、フォルクローレ、現代音楽などにも取り組む。

共演者には、作曲家三枝成彰、漫画家池田理代子、ジャズピアニスト国府弘子、ギタリスト押尾コータロー、イタリアのギタリスト・ガブリエレ・ナティッラ、スペインのピアニスト・ホセ・マヌエル・クエンカなどがいる[2][1]

パリでの12年間の活動後、日本に帰国。現在は東京関西岡山県を中心に演奏活動を展開[2]

教育・メディア

くらしき作陽大学非常勤講師として教育活動を行う。TBS系列番組やFMラジオにも出演。NHK岡山ではガブリエレ・ナティッラとのデュオ演奏を披露。

『ザ・フルート』誌では、以下の号に特集記事・出演情報が掲載されている。

  • 創刊30周年記念号(見開き特集)
  • No.198号:元東京藝術大学学長・文化勲章受章記念コンサート出演
  • No.206号:映画出演、クエンカ氏とのコンサート紹介(特集3ページ)[3]

主な活動

  • レインボーコンサート:全国で開催。「愛と平和の願いを込めて」をテーマとした演奏会
  • 吉備津神社(国宝)拝殿でのフルートと神楽笛による奉納演奏
  • 渋谷にて、元東京藝術大学学長・文化勲章受章記念コンサートを全8公演開催

映画出演

  • 蔵のある街』(2025年8月公開予定、マジックアワー) - 小野麗那 役(フルーティスト)[3]

CD作品

  • 『ESPAÑOL』 - ガブリエレ・ナティッラとの共演。イベール「間奏曲」、バルトーク「ルーマニア舞曲」などを収録[2]
  • 『蔵のある街 サウンドトラック』 - 作曲:村松崇継、第8曲「絵画」に参加。

人柄

音楽に対する深い情熱と親しみやすい人柄で知られる。フランスでの留学生活で国際的な友情を育み、その経験が多様な音楽スタイルの基盤となっている。

脚注

外部リンク




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