属州会議 (ローマ帝国)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 属州会議 (ローマ帝国)の意味・解説 

属州会議 (ローマ帝国)

(属州会議 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/10 10:01 UTC 版)

属州会議(ぞくしゅうかいぎ、ラテン語: Concilium provinciae[1])は、古代ローマ属州の諸都市と全居住者からの代表者による会議。代表者は年に一度属州州都で会合を開き、ローマの神(擬人化されたローマ国家)を称える儀式を行なった。儀式は毎年会議で選出されるフラマン人の僧侶により執り行われた[疑問点 ][2]

儀式や宗教の会合とは別に、属州会議は地域貴族階級やエリート達の会議という機能も持っていた。そこではローマの軍団が地域の利益を代表するために組織されているのか、というような属州の問題や課題に貴族やエリート達が助言した。

関連項目

  • アラ・トリウム・ガッリアルムドイツ語版 - ガリア属州の属州会議
  • アラ・ウビオルムドイツ語版 ゲルマニアの属州会議

脚注

  1. ^ 英語訳では county council。東部ギリシア語圏では koinon と呼ばれた
  2. ^ ドイツ語版にフラマン人の記載があるのでこのまま翻訳したが、誤りである可能性が高い。また属州会議はガリアとゲルマニア以外の地域でも碑文で確認されているため、フラマン人である必要はない

関連文献

  • Jürgen Deininger: The county councils of the Roman Empire from Augustus to the end of the third century AD Beck, Munich 1965th.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「属州会議 (ローマ帝国)」の関連用語

1
8% |||||

属州会議 (ローマ帝国)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



属州会議 (ローマ帝国)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの属州会議 (ローマ帝国) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS