屋良朝林とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 屋良朝林の意味・解説 

屋良朝林

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 04:38 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

屋良朝林(やら ちょうりん、[1]、1645年(順治2年)~)は、琉球王国第二尚氏王統王族で、第三代国王尚真の第四王子尚龍徳・越来王子朝福の曾孫である。唐名は向思泰、大和名は屋良按司朝林。

概要

琉球王国第二尚氏王統第三代国王尚真の第四王子尚龍徳の孫で、向成章・屋良按司朝久の三男である。また、嘉味田殿内の分家四世にあたる。屋良按司を嗣ぐはずであった長兄の朝休(崇禎十三年生)が平民に降格となった(按司の位を放棄して、西原間切我謝に降りたと伝えられる)際、次兄の朝則(崇禎16年〜。後の冨茂昌・新田親方宗則)は既に尚豊王夫人・眞南風按司の猶子となっていたため、三男であった朝林が屋良按司の位を継承した。

子孫に元沖縄県知事屋良朝苗、政治活動家屋良朝助、お笑いタレントパッション屋良(本名、屋良 朝苗)、俳優屋良朝幸などがいる。

系譜

屋良按司一家は本家である喜屋武御殿(のちの嘉味田殿内)と不仲であったことが伝わっており、朝林は北谷に左遷となり、長兄朝休は平民に降格、次兄朝則だけが尚豊王夫人の猶子になることで首里に残った。

  • 父:向成章・屋良按司朝休(嘉味田殿内支流三世)
  • 母:不詳
    • 兄(長男):向思忠・西原親方朝休(崇禎十三年生)
    • 兄(次男):冨茂昌・新田親方宗則(崇禎十六年生、尚豊王夫人・眞南風按司の猶子)
  • 室:不詳
    • 長男:向以礼・屋良親雲上朝宴(康煕十二年生、北谷ノ大屋良祖)
    • 次男:向以儀・屋良里之子親雲上朝時(康煕十四年生、鳥堀ノ屋良祖)
    • 三男:向以智・屋良里之子親雲上朝方(康煕二十八年生、石嶺ノ屋良祖)

参考文献

  1. ^ 向氏屋良門中世系図、系図編集委員会

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「屋良朝林」の関連用語

屋良朝林のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



屋良朝林のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの屋良朝林 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS