安部龍平とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 安部龍平の意味・解説 

安部龍平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 13:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

安部 龍平(あべ りゅうへい、1784年天明4年)- 1850年5月6日嘉永3年3月25日))は、江戸時代蘭学者。 福岡藩士、直礼城代組となり、のち藩主黒田斉清の蘭学指南役を務めた。

生涯・人物

字は士魚、名は竜。蘭畝、蘭圃(甫)と号す。筑前国(福岡県)の微賤の生まれだが、福岡藩士安部忠内の養子となり、のち士籍に列せられた。

青木興勝(おきかつ)、次いで長崎の志筑忠雄に蘭学を学び、志筑の口述訳『二国会盟録』(ネルチンスク条約締結の記録)を筆記、補述した。

文政2年(1819年)に直礼城代組となり、のち藩主黒田斉清の蘭学指南役を務めた。

編著に斉清とシーボルトの本草学上の問答録『下問雑載』(1828年)、斉清の海防論を増補した『海寇窃策』、蘭書による南北アメリカ地誌『新宇小識』がある。

訳述態度は批判的で、シーボルトの日本人種論に対し「我日本人ハ神孫タルコト外夷ノ人ノ知ルベキニアラズ」と反発するなど、強気な性格もうかがえる[1]

参考文献

  • 井上忠「福岡藩における洋学の性格」(『日本洋学史の研究』Ⅰ)(鳥井裕美子)
  1. ^ コトバンク”. DIGITALIO. 2022年4月9日閲覧。


このページでは「ウィキペディア」から安部龍平を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から安部龍平を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から安部龍平 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  安部龍平のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「安部龍平」の関連用語

安部龍平のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



安部龍平のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの安部龍平 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS