学界の春
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 05:21 UTC 版)
学界の春(がっかいのはる、英語: Academic Spring)は、2012年に数学界を中心に始まった、エルゼビア社への論文寄稿・査読・編集ボイコット運動。英語の呼称はエコノミスト新聞社(2012:文末)による[1]。フィールズ賞受賞数学者ウィリアム・ティモシー・ガワーズ(2012)氏が自身のブログにエルゼビア社に寄稿しない理由を公開したのが発端。これを受けてTyler Neylon (n. d.) 氏が『The Cost of Knowledge』という署名サイトを立ち上げ、ボイコットが一気に拡大した。インデペンデントの2012年2月9日付ブログ記事[2]によれば、寄稿者4700人以上の署名が集まっている。
- ^ 和名は科学技術振興機構(2012)による。hon.jp(2012)社は「学術の春」としている。
- ^ Taylor, Mike、2012「The future of academic publishing」『The Independent Blogs』2012年2月9日、http://blogs.independent.co.uk/2012/02/09/the-future-of-academic-publishing/
- ^ Elsevier「A message to the research community: Elsevier, access, and the Research Works Act」『A message to the research community』2012年2月6日、http://www.elsevier.com/wps/find/intro.cws_home/elsevierstatement
- ^ Elsevier「Journal prices, discounts and access」『A message to the research community』2012年2月6日、http://www.elsevier.com/wps/find/intro.cws_home/elsevieropenletter
- ^ 米国国立衛生研究所『パブリックアクセス方針』http://publicaccess.nih.gov/policy.htm
- ^ “Message on the Research Works Act”. www.elsevier.com. 2023年12月7日閲覧。
- ^ Howard, Jennifer (2012年2月27日). “Legislation to Bar Public-Access Requirement on Federal Research Is Dead” 2023年12月7日閲覧。
- ^ エコノミスト新聞社(2012)。記事紹介和文:科学技術振興機構(2012)。
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