子守歌_(シューベルト)とは? わかりやすく解説

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子守歌 (シューベルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 16:04 UTC 版)

最初の2音節

シューベルトの子守歌 (シューベルトのこもりうた、ドイツ語: Wiegenlied "Schlafe, schlafe, holder süßer Knabe")はフランツ・シューベルトが作曲した子守歌で、作詞者は不明。

概要

「シューベルトの子守歌」D 498, Op. 98, No. 2はドイツの作曲家フランツ・シューベルトが19歳の1816年11月に作曲した子守歌で、世界的にも有名な子守歌である。歌詞はドイツ語で、作詞者は不明。[1]しかし近年ではマティアス・クラウディウス(Matthias Claudius, 1740-1815)であるということが確実視されている[2]。なおクラウディウスは同じシューベルト「死と乙女」の作詞者でもあり、またケンペルの「日本誌」を参照した江戸幕府についての論考もある。

歌詞

歌詞は3番から成り、1番のドイツ語原詩、日本語大意、英語訳歌詞の例は次の通り。

原詩 日本語大意 英語訳の例[3]

Wiegenlied

Schlafe, schlafe, holder, süßer Knabe,
leise wiegt dich deiner Mutter Hand;
sanfte Ruhe, milde Labe
bringt dir schwebend dieses Wiegenband.

子守歌(GFDL
眠れ、眠れ、やさしい、いい子よ、
母の手でゆっくり揺られながら。
やさしい休み、おいしいおやつを
この揺りかごのヒモがもたらす。

Cradle Song

Slumber, slumber, O my darling baby,
Gently rocked by Mother's gentle hand;
Softly rest and safely slumber,
While she swings thee by this cradle-band.

編曲

様々な編曲が行われている。

日本

日本でも人気がある歌曲で、日本語では「ねむれねむれ 母の胸に」で始まる内藤濯訳や、近藤朔風訳などが知られている。

脚注

  1. ^ シューベルトの子守歌 WIEGENLIED
  2. ^ 小栗 献『コラールの故郷をたずねて』日本キリスト教団出版局、2007年7月25日、198-199頁。ISBN 978-4-8184-0646-9 
  3. ^ Schubert, Franz; Chapman, Henry G.; Bélanger (1907)

参照項目


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