大野寺 (阿波市)
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| 大野寺 (阿波市) | |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県阿波市市場町山野上字大西63 |
| 位置 | 北緯34度5分10.8秒 東経134度18分5.2秒 / 北緯34.086333度 東経134.301444度座標: 北緯34度5分10.8秒 東経134度18分5.2秒 / 北緯34.086333度 東経134.301444度 |
| 山号 | 得道山 |
| 院号 | 灌頂院 |
| 宗旨 | 古義真言宗 |
| 宗派 | 高野山真言宗 |
| 本尊 | 大日如来 |
| 創建年 | 伝 天智天皇2年(663年) |
| 開基 | 伝 天智天皇勅願により創建 |
| 中興 | 嵯峨天皇 |
| 正式名 | 得道山灌頂院大野寺 |
| 文化財 | 木造大日如来坐像、銅造誕生釈迦仏立像(県指定文化財) |
| 法人番号 | 7480005003209 |
大野寺(おおのでら、おおのじ)は、徳島県阿波市市場町山野上大西にある高野山真言宗の寺院である。得道山灌頂院大野寺と号す。天智天皇勅願により創建された古刹である。
歴史
天智天皇の勅願により、同天皇2年(663)に現寺域の東方、大野島御所ノ原に創建された。その後、平安初期に嵯峨天皇の尊崇を得て、七堂伽藍が整えられた。しかし、度重なる吉野川の氾濫に被害を受け、文亀年間に現寺域の北方、山野上白坂に移転、享保年間に現在地に移転した。四国八十八ヶ所札所となっている切幡寺と土成町秋月の光福寺は、大野寺の末寺であった。
建造物
本堂、庫裏、山門、虚空蔵堂などの堂宇の他に永和元年(1375)の紀年銘のある宝篋印塔が残る。
文化財
- 木造大日如来坐像(県文化財)
- 銅造誕生釈迦仏立像(県文化財)
アクセス
徳島道土成ICより車で約20分
参考文献
- 『角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603)
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