大福寺 (ハワイ州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/13 02:22 UTC 版)
大福寺 | |
---|---|
![]() | |
所在地 | アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ郡 |
位置 | 北緯19度32分32秒 西経155度55分41秒 / 北緯19.54222度 西経155.92806度 |
山号 | 白峰山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 1921年 (1914年) |
開基 | 児玉介石 |
文化財 | アメリカ合衆国国家歴史登録財 |
大福寺(だいふくじ)は、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ郡ホナロ地区コナ地域(ハワイ島)にある曹洞宗の寺院。本尊は釈迦如来。児玉介石によって開山された。山号は白峰山。アメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されている。
歴史
1914年、ハワイに渡った児玉介石はマウナ・ロア山ふもとのコナで近隣の商店に場所を借りて布教を開始、住民の寄付を集めて翌1915年に簡素な堂を建立した。本尊の釈迦如来像は当時のもの。当初の堂は現在の位置よりも北に位置していた。
現在の本堂は1920年に建設が開始され、1921年5月27日に完成したものである。その後、1937年に観音堂が本堂の左側に建てられ、さらに1950年には僧坊が右側に加えられた。観音像は三木宗策の作。また、三十三身の小観音像がその両脇に置かれている。本堂の正面外の左側には、1961年に置かれた小型の祠があり、地蔵菩薩を祀る。
本堂部分は左右対称型で、唐破風を持つ金属製の入母屋造りであり、日本式寺院建築を取り入れ、現地の素材(たとえばコア材木)を利用して作られたハワイの典型的な仏教寺院様式となっている[1]。
文化財
同寺は1991年にハワイ州歴史登録財 (登録番号 10-47-7222)、1994年にアメリカ合衆国国家歴史登録財 (登録番号 94000382)に指定された。
脚注
- ^ Jerry Shimoda (1991年1月14日). “Daifukuji Soto Zen Mission nomination form”. National Register of Historic Places. U.S. National Park Service. 2010年8月28日閲覧。
関連項目
- 平等院テンプル
- 本派本願寺ハワイ別院
- 真言宗ハワイ別院
外部リンク
- “コナ 大福寺”. SOTO ZEN INTERNATIONAL. 2010年8月28日閲覧。
- “Daifukuji Soto Mission”. 2010年8月28日閲覧。
- “101歳の看板娘~ハワイ日系移民の営み”. テレビ東京. 2010年8月28日閲覧。
- 大福寺_(ハワイ州)のページへのリンク