大森由紀子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/29 03:09 UTC 版)
大森 由紀子
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職業 | フランス菓子・料理研究家 |
著名な実績 | 「エートル・パティス・キュイジーヌ」主宰 |
受賞 | 農事功労章シュヴァリエ(2016年)[1] |
公式サイト | www |
大森 由紀子(おおもり ゆきこ)は、日本のフランス菓子・料理研究家。東京都内で菓子・料理教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」を主宰し、フランスの伝統菓子や食文化を紹介している[2]。NHKエデュケーショナル「みんなのきょうの料理」の講師ページで紹介され、フランスの伝統菓子普及団体「ガレット・デ・ロワクラブ」の理事も務める[3]。
経歴
学習院大学フランス文学科出身[4]。パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」および「ル・コルドン・ブルー」で料理・製菓を学び、フランスの菓子店やレストランで研修を重ねた[4]。その後も毎年フランス各地を訪ね、料理や菓子の歴史・背景の調査と紹介を続けている[4]。パリ国立銀行(現・BNPパリバ)勤務を経て渡仏した経歴が各種プロフィールで紹介されている[5]。
活動
教室
東京都目黒区を拠点に、フランス家庭惣菜や郷土菓子などをデモンストレーション形式で教える教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」を主宰し、オンライン講座も行う[2]。
アドバイザー・審査員
高校生のパティシエコンテスト「スイーツ甲子園」で大会アドバイザーを務める[6]。また、同大会の公式ページで「2016年、フランス共和国・農事功労章シュヴァリエ勲章受勲」と紹介されている[1]。フランス菓子の祭典「フランス・パティスリーウィーク」でもアドバイザーとして解説を行っている[7]。
メディア・執筆
「みんなのきょうの料理」講師ページで紹介され[3]、食関連メディアでの取材・解説記事も多数ある[8]。 産経新聞「大森由紀子のスイーツの世界」を定期執筆。
受章
- 農事功労章シュヴァリエ(2016年)[1]
著書(選)
- 『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』世界文化社、2013年。ISBN 978-4-418-13219-5。[9]
- 『フランス伝統料理と地方菓子の事典』誠文堂新光社、2021年。ISBN 978-4-416-52107-6。[4]
- 『フランスの宝石菓子100』パイ インターナショナル、2024年。ISBN 978-4-7562-5895-3。[10]
- 『パリのお菓子屋さんガイド(新版)』柴田書店、1999年。ISBN 978-4-388-35213-5。[11]
- 『マリー・アントワネットのお菓子(姫君の世界史)』創元社、2025年。ISBN 978-4-422-21547-1。[12]
脚注
- ^ a b c “審査員紹介”. 貝印 スイーツ甲子園. 貝印株式会社. 2025年8月28日閲覧。
- ^ a b “エートルとは”. エートル・パティス・キュイジーヌ. 2025年8月28日閲覧。
- ^ a b “大森 由紀子 さんの人気レシピ/プロフィール”. みんなのきょうの料理. NHKエデュケーショナル. 2025年8月28日閲覧。
- ^ a b c d “フランス伝統料理と地方菓子の事典”. 誠文堂新光社 (2021年8月24日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “大森由紀子|プロフィール”. HMV&BOOKS online. 2025年8月28日閲覧。
- ^ “開催概要”. スイーツ甲子園. 2025年8月28日閲覧。
- ^ “Blog - フランス パティスリーウィーク”. FRANCE PÂTISSERIE WEEK. 2025年8月28日閲覧。
- ^ “大森由紀子 アーカイブ”. 料理王国. 2025年8月28日閲覧。
- ^ “フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来”. 丸善ジュンク堂書店. 世界文化社 (2013年7月18日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “『フランスの宝石菓子100』刊行のお知らせ”. PR TIMES. パイ インターナショナル (2024年12月6日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “パリのお菓子屋さんガイド 新版”. Amazon.co.jp. 柴田書店 (1999年8月1日). 2025年8月28日閲覧。
- ^ “大森由紀子『姫君の世界史 マリー・アントワネットのお菓子』の「はじめに」全文公開”. 創元社note部. 創元社 (2025年4月25日). 2025年8月28日閲覧。
外部リンク
- 大森由紀子のページへのリンク