大分共通バスカードとは? わかりやすく解説

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大分共通バスカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 05:46 UTC 版)

大分共通バスカード(おおいたきょうつうバスカード)は、大分交通大分バス亀の井バスの各社がそれぞれ発行し、大分市及び別府市を中心とした、該当各社の一部の路線で共通に利用できる磁気式乗車カードである。

従来の共通回数券に代わり2000年3月1日に導入されたが、ICカード「nimoca」への置換えにより、2011年いっぱいで廃止された。以下、特記ない限り廃止時点での情勢を記す。

種類

種別 発売額 利用額
一般バスカード 1,000円 1,100円
3,000円 3,500円
5,000円 5,850円
学生バスカード 1,000円 1,250円
3,000円 3,750円

その他、大分交通では同社のみに利用できる、専用の「買物バスカード」(3,000円で3,600円分利用可能)も発行されている(ただし降車時が10:00から16:00の間に限り利用可能)。

利用可能路線

  • 「大分共通バスカード 使えます」のステッカーのある大分交通・大分バス・亀の井バスの一般路線バス(一部利用できない路線もある)。

ただし高速バス・空港連絡バスなど、一部特定の路線では利用できない。なお、各社の分離子会社ではバスカードが導入されず利用できないため、従来通り、それぞれ紙製の回数券を販売している。

利用方法

※車種によっては「2リーダー車」(中乗り前降り)・「2ウェイ車」(前乗り前降り)が混在しているため、利用する際には注意が必要。

  • 中扉から乗車、前扉から降車の車両
    • 2リーダー車:乗車用カードリーダーと降車用カードリーダーを設置
      • 乗車時と降車時にカードリーダーに通す
  • 前扉から乗降の車両
    • 2ウェイ車:乗降兼用カードリーダーを設置
      • 乗車時と降車時にカードリーダーに通す(乗車時と降車時でカード挿入口と排出口が逆になる)

なお、バスカードの残高が不足の場合は「♪ピピピ」の音が鳴ると同時にカードが止まるが、その際は別のカードか現金を合わせて支払うことになる。

販売箇所

  • 大分交通・大分バス・亀の井バスの各営業所・案内所・定期券販売所
  • バスカード委託販売所
  • バス車内

その他

  • 再発行・払い戻しは、そのカード発行事業者ごとの窓口でしか受け付けない。
  • 学生用のカードは通学者以外は利用できない。また、学生証の提示を求められる場合がある。

廃止

大分バス・大分交通・亀の井バスは2010年3月10日に地場企業・株式会社ニモカとの共同出資でシステム運営会社「大分ICカード開発」を設立し、西日本鉄道が中心となり、株式会社ニモカが発行・運営するICカードnimoca」を大分県向けの券面に変更した[1]めじろんnimoca」と同名のサービス名で2010年12月26日から導入した[2]。このため大分共通バスカードは2011年6月30日販売分をもって販売を停止、同年12月31日の運行終了をもって利用を停止した。

2011年10月1日以降、払い戻し額=残額×発売金額÷利用可能額、手数料無料での払い戻しを2013年12月31日まで行う[3]

脚注

  1. ^ 「めじろんnimoca」デザインカードについてのお知らせ (PDF) - めじろんnimoca公式サイト、2012年10月30日
  2. ^ 12月26日から大分都市圏で「めじろんnimoca」のサービスを開始します。 (PDF) - 大分バス
  3. ^ 「大分共通バスカード」の販売停止および利用停止について (PDF)  - 大分交通・大分バス・亀の井バス

外部リンク




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