多度の弾き猿とは? わかりやすく解説

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多度の弾き猿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 01:23 UTC 版)

多度の弾き猿

多度の弾き猿(たどのはじきざる)は、三重県桑名市多度町郷土玩具弾き猿[1]の一種で、三重県指定伝統工芸品

概要

明治時代中頃から、多度大社門前町土産物として売られている[2]。「はじきざる」の名称が「(災難を)弾き去る」という言葉と語呂が合うことから縁起物として親しまれている[3]

くくり猿部分の拡大画像

竹製の棒に、紅布で覆われた「くくり猿」と竹製のバネが通してあり、棒の先端には紙張りの小型の太鼓が取り付けられている。バネをはじいて猿を昇り降りさせて遊ぶ。猿が先端まで昇りきれば、太鼓と衝突して音が鳴る。太鼓を、多度大社で行われる流鏑馬の矢の的になぞらえて、中央に黒丸が墨書きされている。

2011年現在、門前町の宮川屋で製作販売されている。また、宮川屋は、小規模の「博物館」(まちかど博物館[4])である「はじき猿博物館」として一部、公開されており、様々な弾き猿が展示されている[5]

脚注

  1. ^ はじき猿
  2. ^ 三重の伝統工芸品(北勢地域)”. 三重県. 2011年4月5日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ 斎藤良輔. “弾き猿(はじきざる)”. Yahoo!百科事典(小学館日本大百科全書). Yahoo! JAPAN. 2011年4月6日閲覧。
  4. ^ まちかど博物館について”. 三重県まちかど博物館. 三重県. 2011年7月2日閲覧。
  5. ^ はじき猿博物館”. 三重県まちかど博物館. 三重県. 2011年7月2日閲覧。[リンク切れ]



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