土合古墳群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/23 17:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動土合古墳群(つちあいこふんぐん)は、埼玉県さいたま市桜区にある古墳群。
概要
旧入間川流路沿いに点在する古墳群のひとつである。現在は流路は宅地化しているが、合野谷排水路や白幡沼などに当時の名残が残されている。北から本杢古墳、日向古墳、神明神社古墳が現存している。このほかにも消滅した古墳があったようで、1980年(昭和55年)本杢南の水道工事中に円筒埴輪がまとまって出土している。古墳群の名称はかつての土合村から由来している。
古墳
- 本杢古墳
- 1971年(昭和46年)2月11日付で浦和市(当時)指定史跡に指定された[1]。当初直径30メートル程度の円墳と思われていたが、1992年(平成4年)の発掘調査により一辺20メートル、幅1.5メートルの周溝をもつ方墳であることが確かめられた。埴輪が出土していないことから、7世紀初頭以降の築造とみられる。
- 神明神社古墳
- 1981年(昭和56年)4月4日付けで浦和市(当時)指定史跡に指定された[2]。直径33メートル、高さ4.5メートルの円墳。
- 日向古墳
- 直径15メートル、高さ2メートルの円墳。墳頂に古峯神社が祀られている。
脚注
- ^ “文化財紹介 本杢古墳”. さいたま市役所 (2014年2月21日). 2019年1月30日閲覧。
- ^ “文化財紹介 神明神社古墳”. さいたま市役所 (2014年1月16日). 2019年1月30日閲覧。
参考文献
- 塩野博 『埼玉の古墳 北足立・入間』 さきたま出版会、2004年
関連項目
外部リンク
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