命令の依存関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/16 04:06 UTC 版)
「命令 (コンピュータ)」の記事における「命令の依存関係」の解説
近年のCPUは、パイプライン処理やアウト・オブ・オーダー実行を行うことが多い。こうしたCPUでは、先行命令より後続命令が先に処理を終える可能性があるので、命令の依存関係が問題になる。命令の依存関係は、以下のように分類できる。 フロー依存 前の命令の結果を、後続の命令が使用する場合。 逆依存 レジスタに関して、前の命令が読み出した後に、後続の命令が書き込まなくてはならない場合。これは、レジスタの個数が多ければ、後続の命令は別のレジスタに書き込めば問題ない(レジスタ・リネーミングという)。 出力依存 レジスタに関して、前の命令と後続命令が結果を同じ場所に書き込む場合。これも、命令の結果を別の場所に書き込めるようにできれば問題ない。
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