名なし草とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 名なし草の意味・解説 

ななし‐ぐさ【名無し草】

読み方:ななしぐさ

名もないつまらない草雑草

「あれど甲斐なき—」〈浄・吉野忠信


名なし草

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/05 14:23 UTC 版)

名なし草
橋幸夫シングル
初出アルバム『恋のメキシカン・ロック/橋幸夫ベストヒット14
(LP・SJV-290)』
B面 5人の仲間
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(SV-521)
作詞・作曲 川内康範(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
殺陣師一代
(1967年1月20日)
名なし草
夜は恋する
(1967年3月15日)
テンプレートを表示

『名なし草』は、1967年2月15日に ビクターより発売された橋幸夫の87枚目のシングル(SV-521)[1]

概要

  • 作詞は川内康範、作・編曲は吉田正で、この組合わせでの橋の楽曲は数曲にとどまる。
  • 初めて共演したのは昭和39年(デビューから4年後)で、『あゝ特別攻撃隊』(64年2月、SV-1)と明星の10月号付録『みんなの旗みんなの歌』の「人間みんなみな同じ」(シングルリスト非掲載曲)である。
  • 川内康範の詞は、70年にリリースする『この世を花にするために』C/Wの『この道』など、どれもメッセージ性の強いのが特徴で、本楽曲は橋に提供した楽曲の中では、「人間みんなみな同じ」の系列も属する曲になっている。
  • 共演のザ・フレッシュメンは、1965年に結成されたバンドで[2]、橋のステージでのバックを担当していた。橋は「ブルー・コメッツとかスパイダースとかのグループ・サウンズが出てきたので、対抗した」[2]と回想している。
  • グループ・サウンズのブーム以前に、いち早くエレキサウンドを導入してリズム歌謡でブームを創出した橋だけに、対抗心も強く、「僕もグループ・サウンズをやりたいとわがままを言って、自分はボーカルを担当した」[3]とも述べている。
  • しかし本楽曲では、ザ・フレッシュメンとの共演は十分生かされず、ビクターヒット賞は獲得しているものの、ランキングでは月間8位(「明星」44回)どまりに終わった。
  • このため「やるなら徹底してやろう」ということになり、この後、知己のすぎやまこういちに楽曲(『思い出のカテリーナ』)制作を依頼することとなった[3]
  • c/wは「5人の仲間」で、同じく川内康範作詞、吉田正作曲でザ・フレッシュメンも共演している。
  • ザ・フレッシュメンは橋の映画『恋と涙の太陽』にも出演している。

収録曲

  1. 名なし草
    作詞:川内康範、作・編曲:吉田正
  2. 5人の仲間
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

収録アルバム

  • 初期のLP盤でのアルバム収録はあるが、CDベスト盤での収録、CD-BOXへの収録はない。

共演

ザ・フレッシュメン

出典

[ヘルプ]
  1. ^ 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁参照
  2. ^ a b 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 61頁
  3. ^ a b 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 69-69頁


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「名なし草」の関連用語

名なし草のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



名なし草のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの名なし草 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS