吉川吉衞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 03:42 UTC 版)
吉川 吉衞(よしかわ きちえ、1944年 - )は、新潟県生まれの日本の商学者法学者。大阪市立大学大学院経営学研究科名誉教授。国士舘大学法学部教授を経て、防災・救急救助総合研究所学術研究員(客員教授)。大阪市立大学博士(商学)。
人物
企業リスクマネジメント、内部統制システム、コーポレートガバナンスを三位一体と捉えて研究している。定型約款に関する学説は 民法の規定と親和的である。中国福州大学客座教授、日本リスクマネジメント学会元理事長。2023年、瑞宝中綬章受章[1][2][3]。
民法学者の吉川吉樹は息子。
略歴
- 1967年 中央大学法学部卒業
- 1971年 中央大学大学院法学研究科民事法専攻修士課程修了
- 1973年 中央大学大学院法学研究科博士課程退学
主要著書
- 『定型約款の法理―類型づけられた集団的意思のあり方』(成文堂、2019)
- 『企業リスクマネジメント-内部統制の手法として』(中央経済社、2007)
- 『企業価値向上のためのコーポレートガバナンス』(KPMGビジネスアシュアランスと共編著)(東洋経済新報社、2003)
- 『事故와保險의理論―自動車保險에대한法經濟學的考察(事故と保険の理論―自動車保険に関する法経済学的考察)』丁炳大/李秉夾 韓国語訳(大韓民国慶南大学出版部、1998)
脚注
- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
- ^ “令和5年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 23 (2023年11月3日). 2023年11月21日閲覧。
- ^ 大阪公立大学 お知らせ 2025年6月3日閲覧。
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