南沙諸島に存在する飛行場の一覧とは? わかりやすく解説

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南沙諸島に存在する飛行場の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 17:29 UTC 版)

南沙諸島に存在する飛行場の一覧は、領有権問題が存在する南シナ海南沙諸島において、各国が建設・運用する飛行場の一覧である。

一覧

領有権問題が存在することもあり、すべて軍用としての機能を備えている。なお、スビ礁飛行場のように「民間機の安全向上に寄与するため」として建設された軍民共用空港[1]であっても、実態は軍用にすぎないと指摘されているものもある[2]

場所 実効支配 飛行場名 空港コード 建設時期 滑走路長 注釈
太平島 中華民国(台湾) 太平島空港 RCSP[3] 2007 1,200 m[4] 軍用。給油設備なし[5]
スワロー礁 (ラヤンラヤン島) マレーシア ラヤンラヤン空港 1995 1,367 m 軍民共用。
ファイアリー・クロス礁 中華人民共和国 ファイアリー・クロス礁飛行場 2016 3,000 m[4] 軍民共用。
スビ礁 中華人民共和国 スビ礁飛行場 2016 3,000 m[4] 軍民共用。
ミスチーフ礁 中華人民共和国 ミスチーフ礁飛行場 2016 2,700 m[4] 軍民共用。
パグアサ島 フィリピン ランクード飛行場英語版 RPPN[6] 1978 約1,300 m 軍民共用[7]
スプラトリー島 (チュオンサ島)  ベトナム チュオンサ空港英語版 1976–77 約1,200 m[8] 軍用。2016年に600mから1200mに延長された[8]

地図上での位置

太平島
ラヤンラヤン
ファイアリー・クロス礁
ランクード
チュオンサ
スビ礁
ミスチーフ礁
各飛行場の位置

脚注

  1. ^ 中国南沙美济礁渚碧礁新建机场试飞成功” (2016年7月13日). 2023年7月9日閲覧。
  2. ^ 中国が南シナ海で空輸作戦、既成事実化狙い公表か”. Wall Street Journal (2021年9月25日). 2023年7月9日閲覧。
  3. ^ RCSP Taiping Island Airport (RCSP) - FlightAware”. 2023年7月9日閲覧。
  4. ^ a b c d 2023年7月時点でのGoogle Mapsにおける衛星写真による
  5. ^ The Taiping Island Airport was completed in December 2007, ("MND admits strategic value of Spratly airstrip." Taipei Times. 6 January 2006. p. 2 (MND is the ROC Ministry of National Defense)), and a C-130 Hercules transporter airplane first landed on the island on 21 January 2008.
  6. ^ RPPN Rancudo Airfield Airport (RPPN) - FlightAware”. 2023年7月9日閲覧。
  7. ^ Bong Lozada (2014年6月18日). “Air Force to repair Pagasa Island airstrip”. Philippine Daily Inquirer. 2016年12月26日閲覧。
  8. ^ a b Vietnam Responds”. Center for Strategic and International Studies (2016年12月1日). 2016年12月26日閲覧。

関連項目

  • 永興島空港 - 同じく領有権問題が存在する西沙諸島において、中華人民共和国が建設した軍民共用空港。



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