劇団ジャブジャブサーキット
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劇団ジャブジャブサーキットは、日本の劇団。
概要
1985年、岐阜大学OBを中心に劇団「NO SIDE」の名で旗揚げ。結成5年後、名古屋進出に合わせて「劇団ジャブジャブサーキット」に改名。[1]
1991年から東京、1997年から大阪でそれぞれ定期公演を始め、以来三大都市巡業スタイルに。[2]
観客との想像力共有を信じ、細かい会話研究を武器に、演劇に残されたリアリティと知的エンターテイメントを追求している。[3]
1993年池袋演劇祭優秀賞、1995年と1997年にシアターグリーン賞。2001年と2006年に名古屋市民芸術祭賞[4][5]。
なお、代表のはせひろいちは、1999年、2004年、2006年の3回、岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされている。
劇団員
元劇団員
- 岩木淳子
- 江川由紀
- コヤマアキヒロ(小山広明)
- 伊藤翔大
- 山﨑結女
- 林優花
作品履歴・受賞歴など
上演年 | 作品名 | |
---|---|---|
1985 | 「砂の記憶」 | 旗揚げ公演 |
1987 | 「ロスト チルドレン」 | |
1988 | 「砂のテレビジョン」 | |
1989 | 「満月がいっぱい」 | |
「井戸端会議で捕まえて」 | ||
1990 | 「さよなら三角 また来て牛乳」 | |
「シールドルームに首ったけ」 | ||
1991 | 「ミッシング リンク」 | |
「アズ ビフォア」 | ||
「パルプンテ シンドローム」 | 東京公演開始 | |
1992 | 「井戸端会議で捕まえて‘92」 | |
「瞳の中のトリックスター」 | ||
1993 | 「永遠の源さん」 | 池袋演劇祭優秀賞 |
「さよなら三角‘94」 | ||
1994 | 「図書館奇譚」 | |
「永遠の源さん リターン」 | 東京芸術劇場、松本演劇祭 | |
1995 | 「まんどらごら異聞」 | シアターグリーン賞(フェス最優秀賞) |
「図書館奇譚 in図書館」 | 岐阜県図書館オープン記念公演 | |
「冬虫夏草夜話」 | ||
1996 | 「本日内定!」 | 就職セミナーシミュレーションドラマ |
「中野エスパーをめぐる冒険」 | ||
「冬虫夏草夜話‘96」 | 高校生のための演劇教室 | |
「バクスター氏の実験」 | 愛知県文化振興事業団プロデュース公演 | |
1997 | 「本日内定! ‘97」 | 就職セミナーシミュレーションドラマ |
「まんどらごら異聞‘97」 | 大阪公演スタート | |
「非常怪談」 | シアターグリーン賞(フェス最優秀賞)V2 | |
「ランチタイムセミナー~日本大使館公邸人質事件・ペルリの場合~」 | ||
1998 | 「ハロルドとモード」 | 愛知県女性センター主催プロデュース/脚色・演出を担当 |
「楽屋‘98」 | シアターサンモール・コマーシャルサーカス参加 | |
「本日内定! ‘98~流通ヴァージョン~」 | 名古屋市民会館大ホール | |
「マイケルの冗談」 | 3大都市縦断公演スタート | |
「非常怪談‘98」 | 岐阜市民芸術祭、グリーン賞受賞記念公演 | |
1999 | 「あの人の遺言」 | 扶桑文化会館での実験ミニ公演「サワ氏の仕業I」への短編新作 |
「バクスター氏の実験‘99」 | 東京グローブ座フェス参加、長久手、伊丹公演 | |
「不測の神々」 | 七ツ寺プロデュース、劇作家協会新人戯曲賞優秀賞 | |
「一色忍ひとり芝居・七方美人」 | アクターズフェスNAGOYA参加作品 | |
「ダブルフェイク」 | 東京国際舞台芸術フェス[6]、名古屋市民芸術祭、岸田戯曲賞最終候補 | |
2000 | 「図書館奇譚2000」 | 新旧両ヴァージョン公演 |
「渚から遠く離れて」 | グローバルピース2001への短編、2001年7月上演 | |
「神田川の妻」 | 作・坂手洋二、演出・はせ/燐光群との合同公演 | |
「8月の南瓜と12月の西瓜とケンタウリ」 | 作・はせ、演出・天野天街/少年王者舘との合同公演 | |
「サワ氏の仕業III」 | 短編新作公演「逃げ水と帰り水」「冬瓜」「ラボラトリーな午後」 | |
2001 | 「高野の七福神」 | テアトロ新人戯曲賞最終ノミネート |
「中野エスパーをめぐる冒険・大改訂版」 | 名古屋市民芸術祭賞受賞[4] | |
2002 | 「螺旋の悪意」 | ほづみ演劇祭 |
「動物ダウト」 | 名古屋市青少年のための芸術劇場 | |
「しるくさんど」 | 愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加 | |
「ベンチ日和」 | サワ氏の仕業シリーズIV | |
2003 | 「タイタニック・ポーカー」 | |
「裸の劇場」 | 第11回キャンドル基金助成作品 | |
2004 | 「動物ダウトver.04」 | |
「しずかなごはん」 | こころ♡ネットKANSAIコラボレーション | |
2005 | 「成層圏まで徒歩6分」 | |
「しずかなごはんver.2005」 | シアターグリーン小劇場杮落とし公演 | |
2006 | 「亡者からの手紙」 | 愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加[7]、原作:日陰丈吉 |
「歪みたがる隊列」[1] | 名古屋市民芸術祭賞受賞[5]・岸田戯曲賞最終候補ノミネート[1]初のDVD化、販売終了 | |
2007 | 「アインシュタイン・ショック」 | 春~秋で3都市。DVD化、販売終了 |
2008 | 「裸の劇場'08」 | S-pace 1周年企画。大阪のみ。リーズナブルアクト(1) |
「グレイの偶発」 | リーズナブルアクト(2)。名古屋・ナビロフトのみ。観客参加型実験公演 | |
「死立探偵」 | 秋の3都市公演 | |
2009 | 「河童橋の魔女」 | 雑誌テアトロ掲載 |
2010 | 「蒼の組曲」 | 第49回公演・劇団創立25周年ACT.1 |
「高野の七福神」 | 劇団創立25周年ACT.2。岐阜市文化センター共催 | |
「やみぐも2010」 | トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×長久手町文化の家 | |
2011 | 「無重力チルドレン」[9] | 第50回記念公演 雑誌テアトロ掲載[10] |
「まんどらごら異聞ver.2011」 | 精華小劇場ファイナル公演 | |
「やみぐも2011」 | トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×三重県文化会館 | |
2012 | 「死ぬための友達」 | 春~秋で3都市。劇団にてDVD発売 |
「やみぐも2012」 | トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×富田林すばるホール | |
2013 | 「月光カノン」 | 春~秋で4都市。三重県文化会館で初公演。 |
2014 | 「ディラックの花嫁」 | 春~秋で3都市。劇団にてDVD発売 |
「非常怪談2014」[1] | 劇団創立30周年ACT.1。大垣・三重の2都市限定公演。初の大垣公演 | |
2015 | 「さよならウィキペディア」[3][11] | 春~夏で3都市 |
「乱歩からの招待状」[12] | 名古屋市やっとかめ演劇祭参加。国の重要文化財「東山荘」にて上演 | |
「しずかなごはん」 | 冬に初の仙台[13]、大阪の2都市にて上演 | |
2016 | 「しずかなごはん」 | 前年に続き三重、大垣[14]にて上演 |
「猿川方程式の誤算あるいは死亡フラグの正しい折り方」[15] | ||
2017 | 「月読み右近の副業」[16] | 駅前劇場・東京公演 |
2018 | 「ランチタイム セミナー」~検証1997年・ペルー日本大使公邸人質事件~[17] | 岐阜市文化センター共催 |
「ビシバシと叩いて渡るイシバシ君」[18] | ||
2019 | 「ランチタイムセミナー」〜検証1997年・ペルー日本大使公邸人質事件〜[19] | 第60回記念公演 |
「小刻みに戸惑う神様」[20] |
脚注
- ^ a b c d 三田村泰和 (2014年10月27日). “名古屋演劇楽書”. 中日新聞夕刊
- ^ 三田村泰和 (2014年11月17日). “なごや演劇楽書”. 中日新聞夕刊
- ^ a b “SF・ミステリー“笑”大作!劇団ジャブジャブサーキット インタビュー”. ぴあ中部版. 2020年11月14日閲覧。
- ^ a b “市民芸術祭賞に4公演”. 中日新聞朝刊. (2001年12月18日)
- ^ a b “市民芸術祭賞に2公演”. 中日新聞朝刊. (2006年12月22日)
- ^ “「リージョナルシアター」舞台芸術フェスティバル99で7劇団”. 毎日新聞東京夕刊. (1999年10月18日)
- ^ “公演記録”. 公益財団法人 愛知県文化振興事業団. 2020年12月18日閲覧。
- ^ a b c “トリプル3とは”. トリプル3演劇ワリカンネットワーク. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “今月の戯曲:はせひろいち『無重力チルドレン』”. 国際交流基金. 2020年12月18日閲覧。
- ^ “テアトロ 2011年9月号”. 株式会社カモミール テアトロ編集部. 2020年12月18日閲覧。
- ^ “SF・ミステリー“笑”大作!劇団ジャブジャブサーキット インタビュー「30年続けてもお客さんを笑わせたり楽しませるのが1番のベース」”. ぴあ中部版WEB. 2020年12月17日閲覧。
- ^ ““乱歩”をお題に、はせひろいちが名古屋の名勝で…”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “劇団ジャブジャブサーキット 30周年記念公演・第2弾 10-BOXセレクション 『しずかなごはん』仙台公演”. 仙台演劇カレンダー. 2020年12月18日閲覧。
- ^ “水都おおがき演劇アゴラ2016 小劇場シリーズ 劇団ジャブジャブサーキット「しずかなごはん」 (平成28年5月1日号)”. 大垣市. 2020年12月18日閲覧。
- ^ “長〜いタイトルに込められた新作への思いを、はせひろいちに聞く”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “劇団ジャブジャブサーキット、新作3都市公演がまもなく開幕”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “劇団ジャブジャブサーキット”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “劇団ジャブジャブサーキット、1年4ヶ月ぶりの新作公演『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』が名古屋、東京、大阪で”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “平成の衝撃事件のひとつを題材に、はせひろいちが描いた22年前の作品『ランチタイムセミナー』、改元直前にスズナリで再演”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
- ^ “劇団ジャブジャブサーキットが新作『小刻みに 戸惑う 神様』で、名古屋〜大阪〜東京ツアー公演を敢行”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
外部リンク
- 劇団ジャブジャブサーキット - 公式サイト
- 劇団ジャブジャブサーキットのページへのリンク