劇団ジャブジャブサーキットとは? わかりやすく解説

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劇団ジャブジャブサーキット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 05:17 UTC 版)

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劇団ジャブジャブサーキットは、日本の劇団

概要

1985年、岐阜大学OBを中心に劇団「NO SIDE」の名で旗揚げ。結成5年後、名古屋進出に合わせて「劇団ジャブジャブサーキット」に改名。[1]

1991年から東京、1997年から大阪でそれぞれ定期公演を始め、以来三大都市巡業スタイルに。[2]

観客との想像力共有を信じ、細かい会話研究を武器に、演劇に残されたリアリティと知的エンターテイメントを追求している。[3]

1993年池袋演劇祭優秀賞、1995年と1997年にシアターグリーン賞。2001年と2006年に名古屋市民芸術祭賞[4][5]

なお、代表のはせひろいちは、1999年、2004年、2006年の3回、岸田國士戯曲賞の最終候補にノミネートされている。

劇団員

  • はせひろいち(代表・作・演出)
  • 松野弘(音響・照明など)
  • 栗木己義
  • 荘加真美
  • 中杉真弓
  • 咲田とばこ
  • 岡浩之
  • くまのてつこ
  • 髙橋ケンヂ
  • 中野俊
  • 空沢しんか
  • 杉田愛憲
  • 松本詩千

元劇団員

  • 岩木淳子
  • 江川由紀
  • コヤマアキヒロ(小山広明)
  • 伊藤翔大
  • 山﨑結女
  • 林優花

作品履歴・受賞歴など

上演年 作品名
1985 「砂の記憶」 旗揚げ公演
1987 「ロスト チルドレン」
1988 「砂のテレビジョン」
1989 「満月がいっぱい」
「井戸端会議で捕まえて」
1990 「さよなら三角 また来て牛乳」
「シールドルームに首ったけ」
1991 「ミッシング リンク」
「アズ ビフォア」
「パルプンテ シンドローム」 東京公演開始
1992 「井戸端会議で捕まえて‘92」
「瞳の中のトリックスター」
1993 「永遠の源さん」 池袋演劇祭優秀賞
「さよなら三角‘94」
1994 「図書館奇譚」
「永遠の源さん リターン」 東京芸術劇場、松本演劇祭
1995 「まんどらごら異聞」 シアターグリーン賞(フェス最優秀賞)
「図書館奇譚 in図書館」 岐阜県図書館オープン記念公演
「冬虫夏草夜話」
1996 「本日内定!」 就職セミナーシミュレーションドラマ
「中野エスパーをめぐる冒険」
「冬虫夏草夜話‘96」 高校生のための演劇教室
「バクスター氏の実験」 愛知県文化振興事業団プロデュース公演
1997 「本日内定! ‘97」 就職セミナーシミュレーションドラマ
「まんどらごら異聞‘97」 大阪公演スタート
「非常怪談」 シアターグリーン賞(フェス最優秀賞)V2
「ランチタイムセミナー~日本大使館公邸人質事件・ペルリの場合~」
1998 「ハロルドとモード」 愛知県女性センター主催プロデュース/脚色・演出を担当
「楽屋‘98」 シアターサンモール・コマーシャルサーカス参加
「本日内定! ‘98~流通ヴァージョン~」 名古屋市民会館大ホール
「マイケルの冗談」 3大都市縦断公演スタート
「非常怪談‘98」 岐阜市民芸術祭、グリーン賞受賞記念公演
1999 「あの人の遺言」 扶桑文化会館での実験ミニ公演「サワ氏の仕業I」への短編新作
「バクスター氏の実験‘99」 東京グローブ座フェス参加、長久手、伊丹公演
「不測の神々」 七ツ寺プロデュース、劇作家協会新人戯曲賞優秀賞
「一色忍ひとり芝居・七方美人」 アクターズフェスNAGOYA参加作品
「ダブルフェイク」 東京国際舞台芸術フェス[6]、名古屋市民芸術祭、岸田戯曲賞最終候補
2000 「図書館奇譚2000」 新旧両ヴァージョン公演
「渚から遠く離れて」 グローバルピース2001への短編、2001年7月上演
「神田川の妻」 作・坂手洋二、演出・はせ/燐光群との合同公演
「8月の南瓜と12月の西瓜とケンタウリ」 作・はせ、演出・天野天街/少年王者舘との合同公演
「サワ氏の仕業III」 短編新作公演「逃げ水と帰り水」「冬瓜」「ラボラトリーな午後」
2001 「高野の七福神」 テアトロ新人戯曲賞最終ノミネート
「中野エスパーをめぐる冒険・大改訂版」 名古屋市民芸術祭賞受賞[4]
2002 「螺旋の悪意」 ほづみ演劇祭
「動物ダウト」 名古屋市青少年のための芸術劇場
「しるくさんど」 愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加
「ベンチ日和」 サワ氏の仕業シリーズIV
2003 「タイタニック・ポーカー」
「裸の劇場」 第11回キャンドル基金助成作品
2004 「動物ダウトver.04」
「しずかなごはん」 こころ♡ネットKANSAIコラボレーション
2005 「成層圏まで徒歩6分」
「しずかなごはんver.2005」 シアターグリーン小劇場杮落とし公演
2006 「亡者からの手紙」 愛知県芸術劇場演劇フェスティバル参加[7]、原作:日陰丈吉
「歪みたがる隊列」[1] 名古屋市民芸術祭賞受賞[5]岸田戯曲賞最終候補ノミネート[1]初のDVD化、販売終了
2007 「アインシュタイン・ショック」 春~秋で3都市。DVD化、販売終了
2008 「裸の劇場'08」 S-pace 1周年企画。大阪のみ。リーズナブルアクト(1)
「グレイの偶発」 リーズナブルアクト(2)。名古屋・ナビロフトのみ。観客参加型実験公演
「死立探偵」 秋の3都市公演
2009 「河童橋の魔女」 雑誌テアトロ掲載
2010 「蒼の組曲」 第49回公演・劇団創立25周年ACT.1
「高野の七福神」 劇団創立25周年ACT.2。岐阜市文化センター共催
「やみぐも2010」 トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×長久手町文化の家
2011 「無重力チルドレン」[9] 第50回記念公演 雑誌テアトロ掲載[10]
「まんどらごら異聞ver.2011」 精華小劇場ファイナル公演
「やみぐも2011」 トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×三重県文化会館
2012 「死ぬための友達」 春~秋で3都市。劇団にてDVD発売
「やみぐも2012」 トリプル3[8] 劇団ジャブジャブサーキット×富田林すばるホール
2013 「月光カノン」 春~秋で4都市。三重県文化会館で初公演。
2014 「ディラックの花嫁」 春~秋で3都市。劇団にてDVD発売
「非常怪談2014」[1] 劇団創立30周年ACT.1。大垣・三重の2都市限定公演。初の大垣公演
2015 「さよならウィキペディア」[3][11] 春~夏で3都市
「乱歩からの招待状」[12] 名古屋市やっとかめ演劇祭参加。国の重要文化財「東山荘」にて上演
「しずかなごはん」 冬に初の仙台[13]、大阪の2都市にて上演
2016 「しずかなごはん」 前年に続き三重、大垣[14]にて上演
「猿川方程式の誤算あるいは死亡フラグの正しい折り方」[15]
2017 「月読み右近の副業」[16] 駅前劇場・東京公演
2018 「ランチタイム セミナー」~検証1997年・ペルー日本大使公邸人質事件~[17] 岐阜市文化センター共催
「ビシバシと叩いて渡るイシバシ君」[18]
2019 「ランチタイムセミナー」〜検証1997年・ペルー日本大使公邸人質事件〜[19] 第60回記念公演
「小刻みに戸惑う神様」[20]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 三田村泰和 (2014年10月27日). “名古屋演劇楽書”. 中日新聞夕刊 
  2. ^ 三田村泰和 (2014年11月17日). “なごや演劇楽書”. 中日新聞夕刊 
  3. ^ a b SF・ミステリー“笑”大作!劇団ジャブジャブサーキット インタビュー”. ぴあ中部版. 2020年11月14日閲覧。
  4. ^ a b “市民芸術祭賞に4公演”. 中日新聞朝刊. (2001年12月18日) 
  5. ^ a b “市民芸術祭賞に2公演”. 中日新聞朝刊. (2006年12月22日) 
  6. ^ “「リージョナルシアター」舞台芸術フェスティバル99で7劇団”. 毎日新聞東京夕刊. (1999年10月18日) 
  7. ^ 公演記録”. 公益財団法人 愛知県文化振興事業団. 2020年12月18日閲覧。
  8. ^ a b c トリプル3とは”. トリプル3演劇ワリカンネットワーク. 2020年12月17日閲覧。
  9. ^ 今月の戯曲:はせひろいち『無重力チルドレン』”. 国際交流基金. 2020年12月18日閲覧。
  10. ^ テアトロ 2011年9月号”. 株式会社カモミール テアトロ編集部. 2020年12月18日閲覧。
  11. ^ SF・ミステリー“笑”大作!劇団ジャブジャブサーキット インタビュー「30年続けてもお客さんを笑わせたり楽しませるのが1番のベース」”. ぴあ中部版WEB. 2020年12月17日閲覧。
  12. ^ “乱歩”をお題に、はせひろいちが名古屋の名勝で…”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
  13. ^ 劇団ジャブジャブサーキット 30周年記念公演・第2弾 10-BOXセレクション 『しずかなごはん』仙台公演”. 仙台演劇カレンダー. 2020年12月18日閲覧。
  14. ^ 水都おおがき演劇アゴラ2016 小劇場シリーズ 劇団ジャブジャブサーキット「しずかなごはん」 (平成28年5月1日号)”. 大垣市. 2020年12月18日閲覧。
  15. ^ 長〜いタイトルに込められた新作への思いを、はせひろいちに聞く”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
  16. ^ 劇団ジャブジャブサーキット、新作3都市公演がまもなく開幕”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
  17. ^ 劇団ジャブジャブサーキット”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 2020年12月17日閲覧。
  18. ^ 劇団ジャブジャブサーキット、1年4ヶ月ぶりの新作公演『ビシバシと 叩いて渡る イシバシ君』が名古屋、東京、大阪で”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
  19. ^ 平成の衝撃事件のひとつを題材に、はせひろいちが描いた22年前の作品『ランチタイムセミナー』、改元直前にスズナリで再演”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。
  20. ^ 劇団ジャブジャブサーキットが新作『小刻みに 戸惑う 神様』で、名古屋〜大阪〜東京ツアー公演を敢行”. SPICE. 2020年12月17日閲覧。

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