求核共役付加反応
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/01 03:17 UTC 版)
求核共役付加反応(きゅうかくきょうやくふかはんのう、nucleophilic conjugate addition)は、有機反応の一つ。単に共役付加反応(きょうやくふかはんのう、conjugate addition)とも呼ぶ。通常、カルボニル化合物への求核付加反応はカルボニル炭素への直接付加で進行するが、カルボニル基の隣にC=C結合を持つα,β-不飽和カルボニル化合物では、β位の炭素が求電子的となり、C=C結合に付加した生成物が得られる。これは、C=C結合とカルボニル基が隣接すると、π共役によってC=C結合の分極が起こることが原因であることから、共役付加と呼ばれる。カルボニル基の代わりにC=Cにシアノ基が隣接したアクリロニトリル類でも同様の理由で共役付加が進行する。
- 1 求核共役付加反応とは
- 2 求核共役付加反応の概要
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