全日本空輸963便機体の動揺による人の負傷とは? わかりやすく解説

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全日本空輸963便機体の動揺による人の負傷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 16:03 UTC 版)

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全日本空輸963便機体の動揺による人の負傷(ぜんにっぽんくうゆ963びんきたいのどうようによるひとのふしょう)とは、2019年8月15日に中華人民共和国河北省承徳市の上空約5500m(約18000 ft)で機体が動揺、乗客2名が重傷を、客室乗務員2名が軽傷をそれぞれ負った。

全日本空輸 963便
出来事の概要
日付 2019年8月15日
概要 積雲の雲頂付近の擾乱
現場  中国河北省承徳市上空
乗客数 214
乗員数 11
負傷者数
(死者除く)
4(乗客2名・客室乗務員2名)
死者数 0
生存者数 225(全員)

事故機のボーイング787-8
機種 ボーイング787-8
運用者 全日本空輸
機体記号 JA808A
出発地  東京国際空港
目的地  北京首都国際空港
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事故の経緯

2019年8月15日17時29分、全日本空輸に所属しているボーイング787-8(機体番号 JA808A)が東京国際空港を離陸し、北京首都国際空港へ向かっていた。機長および副操縦士は出発前に確認し、気象情報では目的地である北京首都国際空港で到着予定時刻の21時10分頃に雷が予報されていた。この機体が内モンゴル自治区上空約を飛行中、経路上に積乱雲と強いエコー域を発見したので、管制機関の許可を得た後、進路を230°に変更し、積乱雲を南側に回避して飛行することとした。同機は積乱雲のの南側に広がっていた薄い雲の中を飛行していたが、じょう乱・エコー域が確認されなかったため、座席ベルト着用サインを消灯したまま飛行していたが、管制指示に従い、下方に右旋回して雲の層を抜けると、下方に積雲が広がっていたため、先任客室乗務員に座席ベルト着用サインを点灯させることを伝えた。機長は積雲の雲頂から離れるため、高度5500mを保って飛行していたが、前方に盛り上がっていた雲頂は回避できないとし、20時33分33秒にサインを点灯した。20時33分58秒に雲頂をかすめたときに、機体は瞬間的に動揺した。動揺した際に乗客2名が重傷を負った。(乗客Aは右足の剥離骨折、乗客Bは腰椎の圧迫骨折)

外部リンク

航空重大インシデント調査報告書 運輸安全委員会 https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-acci/AA2021-2-2-JA808A.pdf




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