佐々木栄松
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佐々木 栄松(ささき えいしょう、1913年 - 2012年)は、日本の洋画家。
年譜
- 1913年 北海道北見国置戸生まれ、10歳まで白糠町の庶路で過ごした[1]。独学で絵を描き始め、少年期以降は釧路市の石板印刷会社で働き、水彩・デッサン・石版画・グラフィック・デザインなど様々な表現手法を体得した[1]。
- 1934年 阿寒国立公園記念ポスター展に応募し入選。
- 1963年 50歳代、美術館の見学・取材・釣りなどの目的で外遊する。1966年にソビエト連邦圏諸国、1968年には中近東、地中海諸国、ヨーロッパ、北欧諸国、1970年にはアラスカ、カナダ、北米、中南米諸国を巡る[1]。
- 1973年 60歳代、作品展(個展)を、東京銀座文芸春秋画廊・望月画廊、横浜、札幌、釧路等で開催。
- 1987年 70歳代、JR北海道釧路支社に、全国で最初の駅舎内画廊として「釧路ステーション画廊」を開設。
- 1993年 80歳代、「釧路ステーション画廊」で各種企画展を開催。
- 2006年 90歳代、東京「ロイヤルサロン銀座」画廊で3年間個展を開催。
- 2009年 「釧路ステーション画廊」閉館。
- 2011年 北海道立釧路芸術館・厚岸情報館・釧路市内の紙店、釧路南大通ギャラリー等で9回個展を開催。
- 2012年 1月11日、満98歳で亡くなる。
- 2013年 6月15日、特定非営利活動法人佐々木榮松記念釧路湿原美術館オープン。
エピソード
- イトウ釣りの名人としても広く知られており、漫画家の矢口高雄を道東方面に案内したことを契機に、漫画『釣りキチ三平』(矢口高雄作・画)のイトウ釣り編に登場する「鳴鶴先生」(イトウ釣りの名人にしてルアーの研究家、魚拓の達人でもある湿原の画家)のモデルとなった[2][1]。
出典
- ^ a b c d 特集・湿原のカムイたち 「孤高の画家が残した釧路湿原の光と影」より Fishing Cafe 2018年6月22日配信記事
- ^ 現在開催中の企画展「榮松の描く摩周湖」 釧路湿原美術館ホームページ 2024年12月22日閲覧
外部リンク
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