伯林_-_大都会交響楽とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 伯林_-_大都会交響楽の意味・解説 

伯林 - 大都会交響楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 05:03 UTC 版)

伯林 - 大都会交響楽
Berlin: Die Sinfonie der Großstadt
監督 ヴァルター・ルットマン
脚本 カール・フロイント
カール・マイヤー
ヴァルター・ルットマン
音楽 エドマンド・マイゼル
撮影 ロバート・バベルスケ
ライマー・クンツェ
ラースロー・シェーファー
カール・フロイント
編集 ヴァルター・ルットマン
公開 1927年9月23日
1928年9月14日
上映時間 65分
製作国 ドイツ国
言語 無声ドイツ語字幕
テンプレートを表示

伯林 - 大都会交響楽』(べるりん だいとかいこうきょうがく、(原題:Berlin: Die Sinfonie der Großstadt英語: Berlin: Symphony of a Metropolis)は、1927年に公開されたヴァルター・ルットマン監督によるモノクロサイレント映画で、ヴァイマル共和政時代に製作されたドイツ映画である。[1] この映画の動きの多く、また場面の切り替えの多くは、列車や路面電車の動きをモチーフにしている。

スタッフ

製作

脚本はカール・マイヤーカール・フロイントと3人で共同で担当している。ただしこの作品にいわゆるシナリオがあるわけではなく、マイヤーは作品のアイディア、ベルリンについての考え方を提供し、それを基礎にルットマンが3人のカメラマンを動員して膨大なフィルムを撮影し、これをフロイントが一本のまとまった作品に構成したと言われる。[2]

ルットマンによれば、この映画では夜間シーンの照明問題を解決するために「超高感度フィルム」が開発されたという。[3]

作曲家のエドマンド・マイゼルは、この作品のオリジナル版のためにオーケストラのスコアを書くよう依頼された。

公開

2007年に、ベルリン放送交響楽団による生演奏付きで修復版が上映された。[4]

ベルリンを拠点とするエレクトロニック・デュオのトロンタイムは、フィレンツェの「ノッティ・デステート」やパリの「サロン・デュ・リーヴル」など、数多くのヨーロッパの文化祭でこの映画の新しいオーディオ・ダビングを披露した。[5]

この映画は2006年にテート・モダンでDJスプーキーによって再音楽化され、タービン・ホールを使用したライブの大規模な実験映画に焦点を当てた美術館の最初のパフォーマンスの1つとなった。[6]

脚注

  1. ^ kinenote.
  2. ^ 岡田晋『映画史上ベスト200シリーズ・ヨーロッパ映画200』、キネマ旬報社刊、1990年6月30日発行(50-51ページ)
  3. ^ Silents Are Golden entry Archived 5 November 2006 at the Wayback Machine.
  4. ^ LifePR.de website entry
  5. ^ Tronthaim website entry[リンク切れ]
  6. ^ Tate Modern Entry

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  伯林_-_大都会交響楽のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「伯林_-_大都会交響楽」の関連用語

伯林_-_大都会交響楽のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



伯林_-_大都会交響楽のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの伯林 - 大都会交響楽 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS