伝承概略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 23:49 UTC 版)
波切九鬼家の娘として生まれた初音姫の美しさは、志摩国中の地頭らが競って婚姻を申し込んだほどであった。父澄隆は甲賀籐九郎に嫁がせることを決めており、そのことを初音姫に申し伝えるが、初音姫は越賀玄番允と相思相愛である旨を打ち明け、これを聞き入れなかった。状況に憤る初音姫は波切から逃げ出し、玄番允のもとへ向かおうとするも、父や籐九郎に阻まれ、牢に閉じ込められるなどした。最後には、美しく生まれた不幸を嘆きながら、井戸の底へ身を投げたという。
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